朝は9時半に東京駅に向けて出発。今回はみんなの移動を考慮して俺は東京駅から特急で向かうことにした。

会場となる河原子の公園の最寄り駅までなんと特急で一本、1時間半くらいの距離だという事を初めて知った。

今年は出番の都合もあってか、搬入の時間が遅めに設定されていたので、例年よりは遅めな感じだった。普通の入り時間だったら全然間に合わないので。

いやしかし座ってウトウトっとしただけでもう常陸多賀に到着。一旦余分な荷物を預けに宿に向かったんだけど、その商店街のほぼ全部のお店にPLACE2018のポスターが貼られていた。

こういった地元への根回し的なことも全てTHE SALAのメンバーがひとつひとつ地道にやっている事なんだなーって改めて感心する。こういう地元の協力が無ければフェスなんてホント出来ないからね。

ホームページに駅までの距離が15分くらいと書いてあったので途中コンビニにも寄りたかったしそれくらいならと徒歩で向かってみたけど全然20分オーバーでした…。シャトルバス乗っときゃ良かったー。

朝からやってるイベントだったから着いたらすでにおっ始まってる感じ。ちゃんとタイムテーブルチェックしてなかった自分が悪いんだけど、BACK TO THE NYを見逃してしまったのにまずショックを受ける…。

自分が知ってる若手のバンドは大体物販席の目の前のステージでやってくれるので特等席からほぼ見せてもらえた。来月も一緒のソウルフードのライブが良かったなー。20分という短い持ち時間をみんなフルに使って全力疾走してる感じが良かった。

それにしてもみんなフェス慣れしたバンドばかりだな。こういう日はこんな感じのセトリって決まってるかのようにハンズアップでパーリーな感じはちょっと羨ましいわ。真似できんわー。フェスが増えた時代ってのもあるだろうけど、お客さんもフェス慣れしてきてるっていうかライブハウスとは全然違ったものになりつつあるなーなんて思った。これはこれで新しい文化として。

そんなこんなしてるうちに自分らの搬入時間もやってきて、裏でスタンバりながら絶叫のライブを見させてもらった。オバリミが絡ませてもらっているんだけどライブを見るのは2回目。

前回は箱だったけど、今回は野外のでかいステージだしバックもバンドセットって事で迫力が全然違う。相変わらずの運動量だけどそれ以上に圧巻のパフォーマンスと人気。さすがだ。

からの自分らの出番。あそこに立てるのは当たり前じゃ無いし、うちらが立つにはTHE SALAなりの意味があるんだと思う。そう言えばどんどん規模がでかくなってて、今年はステージ横にスクリーンも付いてた。

リハは無いのでサッと音を作って、進行が30分くらい押していたので少しでも貢献できればとSEはカットで始めた。ラストに迷惑かからないようにとか本編を削らず少しでもチカラになりたかったので。昨日はフェスじゃ珍しい曲順を持って行けたんじゃ無いかと。野外、海、天気みたいなキーワードある曲を詰めてみた。遠くの方で見てる人にも伝わったらいいなと。

終わってからすぐに搬出はできなかったので、とりあえず荷物だけまとめておいて、ラストのTHE SALAのライブを袖から見る。

本当にこの日がTHE SALAにとっての一年の集大成だろうし、それを三年連続で見ながら年々パワーアップしてるのを感じている。仲間の数も、お客さんの数も、全てを味方につけて無敵のライブをしてるTHE SALAはマジでカッコイイ。努力ってもんは全て自分に返って来るんだってのを体現してる。

終わり頃にはすでにビールが売り切れているという多分フード系もめっちゃ出ただあろう最高の天気とシチュエーション。こんなイベントだからもちろん来年だって出たいわ。そのためにも自分らがもっとがんばらんきゃいかんことも重々承知。出れるのが当たり前じゃなくて、これに出たくて頑張ってる連中もたくさんいるんだからそこに恥じないバンドでなきゃなって改めてあのTHE SALAのステージを見て思った。

そしてラストの花火。

もうインディーズのバンドマンレベルがやれる花火じゃないから。あれは見た人だけが知ってる圧巻のファイナルクライマックス。帰りのみんなの顔が笑顔だったのがホント印象的。満足度たっぷりの夏のイベントだった。

おつかれさんでしたー。