熊本は晴天だった。

チェックアウトしてメンバーと合流して福岡へ向かう。熊本までは高速で1時間半くらいの距離なんだけど、福岡に入ったくらいで天気がだんだん怪しくなってきて雨が降り出した。

入時間までに時間があったので俺はサウナに行ってくることにした。3連チャンだし長時間の運転の疲れを癒やすのも大事かなーと。

長浜の方にあるお風呂はそれこそ10年以上前から世話になっている癒やしスポット。ツアーバンドも使ってるバンド多いんじゃないだろうか。

 

入り時間に併せて車を着けて搬入。OP’Sは地下1階だけど搬入経路はしっかりあるので搬入はしやすい。ただ元々結構前にワンマンもやったことのあるGrafって箱があった場所で、ほぼ構造はそのまま新しい箱になった感じなので不思議な感覚。

スタッフはSHIMAのえがっちょが店長?で他もQueblickのメンバーだから、初めてのライブハウスのはずなのに自然と居心地のいい空間が出来上がっていた。

 

福岡もまた熊本同様に金曜で要請が解除されていたので街自体は遅くまで活気があったけど、イベントは要請を踏まえた上での開催だったので開始時刻は早め。

一発目は地元のBecause I Love Itってバンドだった。

このバンドのケヴィンって子が20代前半くらいで俺の2周くらい下の歳なんだけど、DJやってたりと色んな音楽を知っててめちゃめちゃ感度の良いアンテナの持ち主だった。それでいてONE’S TRUTHの海太みたいな人懐っこさを持ってる不思議なやつ。

箱がこのメンツに絡ませてくる感じが伝わってくるバンドだった。

 

そして二番手は自分ら。

連チャンのライブの二日目って初日よりも実は身体がノッてるので調子は悪くなかった。強いて言うならもうちょっとアッパーな曲多めで攻めても良かったかなーとセトリに反省だったけど、久しぶりの福岡であれだけ沢山の人の前でライブがやれたことがやっぱ幸せだった。

ライブ後に物販へも初めて観たって人が来てくれたり手応えはあったのかなと思う。

 

トリのMAYSON’s PARTYは前週に小倉もやってたりと福岡へは俺らよりも行ってるっぽいし、何よりすげーいいライブしてたのであっという間にホールの心を鷲掴み。

今のメイソンってアヤトモが言ってたやりたい事がホントできてるバンドだと思う。メンバー全員のベクトルが同じ方向を指している感じ。バンドってこういう状態の時はマジ無敵なんだよな。

「THE TOUR」なんてタイトル付けてホントいいツアー回ってると思う。元々それぞれがいろんなバンドを経験したことのあるメンバーだから成し得る結果なんだろうな。

 

終演後は解禁されたお酒で箱打ちをしばらくやってから〆で二組くらいに分かれて親不孝通りのラーメン屋へ。

ここではベースのツカサともやっと乾杯する事ができて色々話ができた。

 

結局なんやかんや2次会まで終わって解散したところでまだ0時も回ってないくらいの早い終了だったので、宿に戻って一人で余韻を楽しみながら晩酌。

何かあっという間に感じるくらいの2日間だったけど、久しぶりにこうやって仲間のバンドと2日間も一緒に行動して、酒も呑めた気がする。

と言うかこういうバンド活動ってのがやっぱ好きだなーって思った。

出会いだったり、別れだったり、乾杯だったり、思い出作りまくるこれこそがツアーバンドの醍醐味だと思う。

ホント良いツアーに誘ってくれたメイソンに感謝だ。

 

(累積生涯走行距離: 43,961.8 + 112 = 44,073.8km)