30GROWING UP JAPAN TOUR2024~35日目 これが本当のツアーファイナルの加古川STAR DANCE
久しぶりのカプセルホテルはスマホのアラームで起床。
あの空間でアラームが鳴ると周りに迷惑がかからないようにと焦って目が覚める。
予定していた出発時刻に海太も出てきてスタッフのエイコちゃんもピックアップして名古屋を出発。
日曜の午前中の名古屋市内は言うほど混んでなくスムーズに名阪道の方へ駒を進める。
ちょうど新名神の鈴鹿を越えた辺りのトンネルを走ってる時に、「逆走車あり注意!」っていうLEDの警告灯がついているのに気づき、海太に「逆走車?」って確認しながら少しスピードを落として前の車と徐行をしてたら・・・
数分後にマジで逆走車が前から走ってきた!
「おいマジか?!」
ってすぐに左の路側帯の方へ自分と前の車は避けたけど、減速した俺らにしびれを切らしてか、後ろから右車線に出て追い抜こうと出ていった車と、正面から走ってきた外国人が運転した青いコンパクトカーが恐らく100km/hくらいのスピードでぶつかりそうになった時はマジで恐怖だった…。
俺らとすれ違った後は、中央の空いてるスペースみたいなところにその車が入っていったので「逆走して動転してた外国人がようやく車を停めることができたからもう大丈夫かな…」ってそのまま走ったけど、その後もその外国人は逆走を続けて逃走したのをあとから聞いて驚いた。
しかもその数分先で車が5~6台?両サイドに事故ってる惨状があって大渋滞が発生していた。
いやマジでヤバイ大事件に巻き込まれそうになったのを間一髪かわした感じだったけど、ホント怖かったわ…。あと数分早く走ってたら…だった。
そこから名神の高速が通行止めみたいになりだしてたのをヒデタに回避するように伝えて俺らは加古川へ向った。それ以外は目立った混雑もなくほぼ予定通りに到着することが出きた。
加古川のスターダンスはSHACHIがツアーを回り始める切っ掛けになったライブハウスと言っても過言では無いくらい昔は通っていた思い出が多い。
1Fは駐車場で、そこに機材車を停めて搬入の流れも25年前のまんま。そこへ自分の運転で行ったのが今回がようやく”初”だった。感慨深いものがあった。
気を取り直して搬入からのリハ。
サウンドシステムは基本は昔のままだったけど、上に吊ってあるモニターは使わなくなっていた。あれも名物的なイメージはあったけどな。
爆音感は恐らくSMASH RAIDのAKIが面倒をみてるのもあってか気持ち良い感じだった。
リハ後は箱の隣にあるとんかつ屋で加古川ローカルフードの「かつめし」を頂いた。この店が本場でも何でもないけど普通に美味しかったー。
そんなこんなしてるうちに開場した。
昔と同じようにぞろぞろとライブハウスに人が集まりだす感じも懐かしかった。昨日は同じ兵庫県の神戸で無料フェスのCOMING KOBEが開催されてたのもあって、集客が厳しいかも?なんて言われてたけど、あんまり関係なく何なら神戸から来てくれたお客さんもいたりだった。
スターダンスは決して狭いライブハウスでは無いけど、程よく埋まったくらいでトップバッターのSMASH RAIDが出てきた。PAになんと急遽カミングから駆けつけったアンドリューが入ったりとオールスター感が半端なかったけど、何よりAKIがスターダンスで歌ってるのがやっぱしっくり来る。
そしてそのままの流れで加古川の大ボスのマッスルドッキングが登場。SHACHIが復活してから何度か加古川はやらせてもらってるけど、マッスルはマストで対バンしてくれてる心強い仲間。
DUSTBOX RECORDSでリリースしてる縁もあるけど、普通にかっこよくて好きなバンドなのは昔から変わらない。
自分らの前はEASTBAYだった。ケイタロウくんは元々FULLMONTY時代に俺らと同じく足繁く加古川に通ったバンドで同じ思い出を沢山共有している。
だから今回のこの4バンドの組み合わせはSHACHIにとってもマストなメンツで、振替公演してでも必ずやりたかったイベントだった。
そして自分らの出番。
楽屋までの導線、SEが流れてからの登場、ステージからの景色、全てが俺の中の思い出をアップデートしていった。懐かしいお客さんの顔もたくさん見れたし、各地から駆けつけてくれたお客さんもたくさんいたし、最高に幸せな空間だった。
アンコールでは”君の街へ”のゲストギターでケイタロウくんも参加してくれたり、スペシャル感たっぷりの”30GROWIN UP JAPAN TOUR2024″裏ツアーファイナルは無事に終わった。
これにて全35公演完走だ。
振替公演2公演はあったけど、全ての予定していたライブを達成し、無事に30周年を迎えることができた。
そういえばライブにマッスルドッキングの初代?ドラマーのコウヘイも遊びに来てくれてた。何も変わらん感じが嬉しかったw
打ち上げも25年前と同じくホールで乾杯。フードはシェフのレベルがかなり上ってメチャメチャうまいものがズラリ。全員いい年こいた大人になってるはずなのに、メシはしっかりがっついてたなw
ホントは1次会が終わったら海太とエイコちゃんと大阪まで戻ってケンちゃんの家に泊めてもらう予定だったんだけど、全然終わるつもりがなさそうだったマッスルとせっかくだったので俺は残ってもう一軒。笑
こんな流れも昔のままw
それにしてもマッスルのメンバーは昔からずっとみんな仲が良い。昔に比べて活動ペースは落ちてるかも知れないけど、草野球チームみたいな仲間感は絶対に解散しないんだろうなーって安心感でもある。
結局俺は駅前で始発待ちの車中泊。ツアーファイナルにして車中泊とかマジインディーズだけど、今回のツアーは半分くらい以上車中泊した気がする。
令和になろうとインディーズバンドってこんな感じで節約しながら貪欲に時間を取りに行くスタンスで良いんじゃないかな?って30年やって改めて思う。
あと何年やれるかなんて知らんけど、今が過去イチ最高なのは間違いない。
30年やってきたからこそ感じれたものが今回のツアーはたくさんあった。
改めてSHACHI30周年を無事に迎えることができて俺の人生は幸せだと思う。
関わってくれた人たちに感謝。そしてこれからもまだまだよろしくお願いします!
(累積生涯走行距離:156,103.0 + 243 = 156,346.0km)