仕事終わりで歩いて東新宿を目指す。西新宿から東新宿までは徒歩で20分ほど。電車に乗っても地下鉄の乗り換えとか面倒だし歩けばいっかってなる。金曜の大久保界隈は未だ韓流ブームなのか女の人で溢れてる中を抜けて明治通りに出る。この辺まで来ると落ち着いてる感じ。

そもそもLOVE TKOなんて箱は初めて聞いたわけで、そんなとこにできるとこあったんだって感じ。TKOって東京の略なのかな?細い階段を下った先にドアがあり開けたらいきなりホール。奥にカウンターがありチケットはそこで支払い。

入って一発目でいきなり森智義の出番。ちゃんと時間どおりに行けてよかったわ。仕事帰りのサラリーマンっぽい20代くらいの子らがたくさん居たのは結構衝撃だったなー。こういうところに人って集まってるんだーって。結構お客さんも入ってた。

森智義の聴きたかった曲はだいたいやってくれたし、お酒の曲を急遽作ったとか言いながらなかなか仕上がってたのとかホントすげーと思うわ。そもそも声のトーンが好きなんだろうなー俺。満足のステージだった。

からの二番手の人はまさかの手品師だった。なんだかんだで弟の手品を見慣れちゃってて、どうしても手品をまっすぐ見れない自分がいるんだよなー。明らかに怪しいのとかすぐに分かっちゃうのでwまぁココイチみんな盛り上がってたからこれはこれでエンターテインメントとしては大アリなんだろうな。こんなひねくれた俺が申し訳なくなってくる。

そして最後の出演者はひたすら酒のんでロックンロールな若者だったなー。俺が若い頃にこんな年上の人いたら嫌だなーって思っただろうけど、こうやって若者がこんなのをやってるのは笑ってみてられる自分がいるんだなーなんて不思議な感覚だった。メッセージが伝わる音楽というよりは雰囲気を楽しむ音楽ってのもあるってことかな。

にしても酒が進む夜だったかな。そんな風にライブハウスを楽しむことが出来たのは普段弾きたがりで「ライブハウスでお酒を楽しむ」って事に慣れてるからだろうな。でもそれが本来あるべきライブハウスの楽しみ方なのかも知れない。

そんなライブハウスに多分今年の新入社員であろうみたいな、メガネかけて髪の毛黒くて髪型おとなしくて、スーツ着てみたいな子らがたくさん集まって背伸びした酒のんでケラケラ笑ってるのとか日本もまだまだ捨てたもんじゃないよな。

そんな土俵でプレイできる森智義がちょっとうらやましくも思った。

いい夜だったなー。

お疲れさんでしたー。