朝は8時すぎに飛ぶ飛行機で長崎へ。飛行時間は1時間半ちょっと。思ったより遠く感じたけどほとんど睡眠に充てたのでワープ。

長崎空港は大村湾という大きな湖みたいな海の真ん中に有る空港。天気は前日まで超荒天だったのにカラッと晴れてまさかの凪の海。

空港から長崎の市内まではリムジンバスで1000円均一。時間にして45分ほどで長崎市内まで移動できる。移動はこのバスが一番楽だと思う。

今回は軍艦島クルーズというプランをやってるサイトを見つけてそこで予約したんだけど、どうやら上陸できるプラン、出来ないプランもあるし、日によって、天気によっても上陸は出来ない事があるみたい。そのすべての条件が揃った土曜の晴天はまじでミラクルだったみたい。

船は14時に出るので13時半くらいには受付を済ませる流れだったけど、少し時間があったので出島辺りで港の見えるとこで早速軽く一杯。

そう言えば受付時に誓約書を書かされた。これは乗る人全員らしい。まぁ何かあってからやなにか犯してからじゃ遅いからお互いの信頼を確かめるためにって事だね。ちょっと気が引き締まる。

船は定刻どおりに出港。200人ほど乗れる船らしいけど、乗客は6〜70人くらいだった。外人も何人か居たけどほぼ日本人。

2階建ての船は1F前方〜中央はエアコンがかかった部屋で、後方は窓なし。2Fは屋根もないけど、360°ビューなので景色は最高。出港から軍艦島までアナウンスが付いてたけど、殆どは進行方向右側の景色についてばかりだったので、右側に座ってたほうが良いみたい。

途中で高島という島に20分ほど一旦立ち寄る。ここには石炭博物館というものがあるらしく、そこで石炭について学んでから軍艦島に向かう流れらしい。船から歩いてちょっとあったので俺は行かずそこは待合室で休憩タイムに充てた。

高島を出港してちょっとするといよいよあの映像で観たことのある軍艦島のシルエットが見えてくる。まじで異様な光景だわあんなの突然現れたら。

船は一旦軍艦島に近づいてからぐるっと裏手の居住エリア側に廻ってくれてそこから少し引き目に離れてフォトジェニックな感じのとこで停泊。流石にこのあたりは凪でもやや波があった。

写真を程々に撮ったらいよいよドルフィン桟橋という桟橋に船をつけて上陸開始。上陸できる時間も制限されているみたいで結構急かされるw船が着いている桟橋のところも波は結構あるので船から上陸するところは両サイドにクルーのおっちゃんたちが着いてくれてる。

桟橋からトンネルを抜けて出たところはすでにボロボロになっているコンクリの道を抜けて、明らかに観光用に作られたちょっとした広場のところで案内人の人が喋り始める。この案内人の人のトークがとてもわかり易く上手で素晴らしかった。

この日は凪だったけど天気が良すぎて気温が30℃近くまで上がっちゃってたみたいで案内は3箇所あったうちの2箇所のみに削られてた。確かに陽の光を遮れるような場所は無い。

一箇所5分ほどの案内を終えると自由に写真を撮ったりして歩いて桟橋まで戻る実質30分もステイしないプランだったけど、十分なほどにシャッターを切りまくった。

見れる場所はすごく限られてて有名なのは塩水で入ったというプールと30号棟の建物くらいかと。他にも映像とかでは見たことのある場所はたくさんあったけど立ち入る事は出来ない。むしろ映像とかはそういったエリアを重点的に映してくれてる気もする。

ただ本当に迷路のような造りらしく、聞けば聞くほど色んな所を観てみたくなるのが男の子心理だ。まるで秘密基地。人生でこんな本気の廃墟っぽいところに行ったのも初めてな気がするから興味津々。

実際上陸はできたけど、島の周りをぐるっと船で周った時の方がいろんな角度から島を見れたのでワクワクした気はする。今度余裕ある時にDVDでも借りてきて復習したい気分。

あっという間の30分ほどのステイで船にまた乗り込みまっすぐ長崎港に帰港。何だかんだで17時前くらいだったら3時間ほどのクルーズで3600円+入島料300円の3900円は破格に安いと思う。興味がある人にとってはね。

大人の社会科見学って感じだろうか、自分が知っている知識や歴史などを重ね合わせながらノスタルジーを存分に感じれる軍艦島クルーズ最高だったなー。

そんな夜は余韻に浸って思案橋でちょろっと引っ掛けて一日目は終了。

長崎奥が深いー!

おつかれさんでしたー。