ここ最近でバタバタっとやることが増えてきた金曜日。有休を使ってのライブやらで結構やることがカツカツな状態は解消される事も無いので当たり前のように残業。まぁ帰ったって吞むだけの毎日なのでこうやって残業できる時は体力の限界までやりつくす方が後日楽になるってもんだ。

そう言えばろくでもない法案が出来そうな感じの世の中、みんなは他人事なのかはたまた目に見えない言論統制なのか。戦争も軍隊も原発も反対してる人はよく見かけるけど賛成を押し通してる人は政府の人くらいにしか見えないのだけど。それ以外の人は全員賛成?って考えると何かおかしな構図なんだよな。

選挙に行って無い人が全員賛成票な訳ないし、もちろん反対票でもないけど、そんなまま法案が通過するシステムはどうなのか?って思うよね。

昔20代前半くらいにチラッと言われた事があった。

「日本なんて平和だからホントのパンクなヤツ少ないよなー」って。

確かにパンクスだってみんなバイトしてちゃんと給料貰ってちゃんと家賃払って人並みの生活できてたもん。原発がドカンってなったわけでもないし、戦争に連れてかれる心配も無い平和な世の中だったわけであまり危機感とか無かった気がする。

自分はそんな中でも「自分なりのパンク精神」で歌は歌ってたけど、イギリスの階級社会でホントに最底辺に居た人たちの本気で政府に向かって中指立ててた人たちとは違うベクトルだったと思う。

でも何だか最近になって今の日本の状況を見てたら、あの当時聴いてたイギリスのパンクの社会情勢と何となく似てきてるような気がしたんだよな。

年末には桑田さんがいい感じのジャブを打ってくれたと思うし、忌野清志郎さんが前に歌ってた歌に改めて共感する人が増えたり、日本のパンク精神もようやく形成されつつあるのかな?なんて。ジョンレノンだって言ったら「平和と愛」を歌ったパンクスだからね。

言葉だけで人を説得しようとしたらどうしても説教じみちゃうけど、ミュージシャンがそれをやれば歌になる。それが伝われば何かが変わるような気がする。最初は小さい力かもしれないけど、増えれば大きな力になると思う。

今こそやらなきゃならない時期かなと。若い世代も巻き込んでやっていかなきゃならない時期かなと。

今自分に出来る事は何なのか。そんなのを最近ちょこちょこっと考えてたりもする。