朝イチは前日の雨がまだ降ってたけど、雲の隙間をぬうようにLUUPで車を借りに行く。

30分くらい巻いてしまったので機材の積み込みは一人でやっちゃってから海太とヒカルと合流。

朝の東京の渋滞も想定していたのですぐに出発。

 

埼玉県までは予想通りの混みだったけど、そこを抜けたらスムーズに走れて、一気に新潟県の越後川口SAあたりまで走ってヒカルと交代。

朝メシも食べてなかったのでサービスエリアメシかな?って思ったけど、せっかくなので三条まで行って”新潟たれカツ”を食べようと、「とんかつ三条」へ開店時間ちょうどくらいに到着。

前に行ったのは10年以上前だけど店の中の雰囲気とかも変わらずでスゲー懐かしくなった。

食後はヒデタと合流して三条でスタジオ。今回利用したスタジオはKDから聞いてそこが良いよって言われたところ。

前に新潟でも利用した系列店だったので会員登録済みだったしスムーズだった。

ただ一番ランクの低い「並」っていう部屋を借りたんだけど、ギターアンプがコンボタイプのみでキャビが無くレンタルで千円したので「上」とかのスタジオを借りた方が逆に安かったというトラップ。笑

お店は綺麗だし店員さんの対応も良かったので使い勝手は良かった。

スタジオから箱までは車で5分くらいの距離だったのでサッと移動。

車は店前に少し乗り上げて一気に搬入してしまう。隣のアダルトグッズ屋の駐車場には間違っても停めちゃダメらしい。

すぐにリハで、店長でPAのまさたけは先月のアコギでもお世話になってるので今年はもう3回目。海太も繋がってるしコミュニケーションはバッチリ。

ロケピンはベースのアンプの横に大きな大黒柱があるのと、ステージが斜めに切れているのでアンプの置き位置とかが結構難しい。前回が10年以上前のZOMBIESTARZだったけど、その時と同じ下置きでセッティング。

海太は柱が邪魔でヒデタが見えないのがやりにくそうだったけど、なんとかリハを終える。

 

リハ後はヒカルと車で予約してた宿へチェックインしに行ってきた。

昨日は土曜日ってのもあっただろうけど、三条中の宿がすべて満室で一時は宿無しかもという不安さえあった中、唯一空いていた”旅館”だった。

その時点でちょっと不安はあったけど、行ってみたら思ってた思っていた以上に行き届いている素晴らしい宿だった。ご主人は御年80歳は越えてるであろうけど、すごく親切な方で超好感度。

チェックイン後は朝も早かったので少しだけ車で休んでから間もなく開場。

昨日は市川淳之介BANDでアコースティックを弾いてるゆたプレッソが色々企画してくれたイベントで、バンドとプロレスと漫才をミックスしたエンタメのオムニバスみたいな日だった。

トップはお笑いの”ツーショット”という人らだったけど、ビッグワード過ぎてググっても一切情報が見つからない幻のようなコンビから始まり、いきなりプロレスが始まった。笑

ライブハウスのステージにリングのようなマットを即席で敷き、投げ技はその上で行うというまさにエンタメ。

それが終わったら次は大喜利、そして漫才へと続いた。テレビのチャンネルを回すような感覚なのか、お客さんたちは終始リラックスして”エンタメ”を楽しんでる感じが凄く良かった。

そして転換タイムを挟んで淳之介くんのバンドが登場。置かれていた椅子はどかされてお客さんたちがスタンディングに変わった。こうなるといつものライブハウスの感じになる。

プロレスの後にバンドってどうやるの?なんて思ってたけど、実際ステージに立ってみたらメチャメチャ温かい感じで受け入れてくれてすごくやりやすかった。

持ち時間もたっぷり40分ももらっちゃってたので新旧織り交ぜて色々やれた中に先日初披露だったメリーイエローもぶち込んだ。

俺らのライブが終わったらまた椅子を戻して最後の大トリのプロレスが始まる。この頃にはみんなのエンタメマインドはMAXで会場は一体感。最初はどうなるのかと思った異種格闘技戦も見事なエンタメの合せ技でお客さんたちも大満足な夜だった。

俺らが20代の頃とかもスケボーとDJとラッパーとのミックスカルチャーとか当たり前にあったし、いつの間にかジャンルとかカテゴリで分かれちゃったものも”エンタメ”ってくくりにすれば結びつくし、お客さんはそれをテレビのチャンネルを変えるかのように楽しめるというのを三条で思い出させてくれた。

終わってからも興奮がさめない素晴らしいイベントだった。

 

そう言えばMINAMI NiNEのスタッフをやってた地元三条のユウスケも遊びに来てくれた。昔より血色良くて元気そうで何より。

打ち上げはそのまま箱で乾杯だったのでレスラーのみんなとたくさんしゃべって呑んでも楽しかった。こういう刺激的な日はホントエネルギーをもらえる。

帰りは海太と一緒に宿まで送ってもらったり至れり尽くせりの三条はマジで最高。SHACHIでは15年ぶりになっちゃったけど、また近いタイミングで行きたいなー。

 

深夜に帰ってきた宿の部屋はヒーターも入ってる優しさ。共同のお風呂だったけど、ちゃんと湯船のお湯も温かいし癒やされまくった。

インバウンドとか物価高とかで宿がなかなか取れなくなっちゃったご時世だけど、こういう昔ならではの旅館があることを再発見出来たのは大きい。今後のツアーでも色々調べてみる価値はある。

次に三条へ行くときは間違いなくこの宿リピートするな俺w

 

(累積生涯走行距離:168,513.4 + 185.6 = 168,699.0km)