午前中はスタジオだった。このところ週末立て続けにライブも続いているんだけど、その中には尺の長いライブも含まれていてやって無い曲とかも詰めておかなきゃな・・ってのがいくつかあったので、ツーマン前ってのもありで下北で本番前にスタジオ入りした。

言っても世間は金曜日で平日。真昼間にギターを担いで電車に乗る背徳感というかバンドマン感ってあるよな。

箱の近くのスタジオだったのでスタジオ終わりですぐに移動で搬入って感じの流れ。ろくでもない夜は元々下北沢の屋根裏があったところに当時の店長をやっていた内田さんたちが新しく立て直した箱。

階段上ったり、カウンターの位置だったりとかは基本的には一緒。きれいになった屋根裏とでもいう感じかな。あからさまに違うのは、昔あったホールのトイレは無くなって、ホールの外にトイレが二つになった事と、バースペースができて昔より「お酒を楽しめる箱」になった事かな。

うちらが結構屋根裏を使っていた時代の店長の内田さんがカウンターにいるので本当に居心地が良い。当時のままって言うか。こういうのも自分にとっては結構大事なポイント。

ツーマンの出番が最初だったので、ANONYMOUSのリハ後にセッティングして音出しって流れ。サウンドは当時の下北屋根裏から全然変わってめちゃめちゃすっきりしてる。低音の回っちゃうような部分も締まってるし個人的にすごくやり易さを感じれた。ステージのスピーカーも上に吊ってあるものとお立ち台になっている部分のとでセパレートされているので、左右のスペースが広い。以前の屋根裏時代のマイナス部分をうまく攻略してる感じが技あり。

楽屋は前の屋根裏と同じで5Fの上にある部屋。前はボロボロの畳の間で土足禁止だったけど、今回は板の間になって土足になっていたのであの入口辺りに山積みになってた靴たちからは解放されてた。

出番が最初なのでしばらくしてすぐに本番。特に楽屋口ってのは無いのでSEが流れたら後ろの扉から入っていくシステム。通称プロレス入場って言われてる入り方は昔の屋根裏と一緒。これはこれでお客さんとの距離が近いライブハウスの味でもある。

本番は金曜日の夜の先の出番って事もあってか集まりはそこまで良くなかったみたいだけど自分的には結構いろんなものを前に出せた感じでやれた。サウンド的な部分も心配がほぼ無かったのは大きい。曲順も久々にツーマンで長尺って事もあったのでバラエティに富んだセトリでやれた気がする。

してからのANONYMOUS。このバンドはGEEKSのベースのMITSUとドラムのキョウヘイが新しく組んだバンド。前にこのろくでもない夜で一度見たことがあったけど、そこからすげー勢いでバンドを組み上げて行ってる。すでに10曲オーバーで曲もあるみたいだし、まだ1年やってないのにツーマンやれるくらいってのはすごいよね。自分がゾンビの時は3年かかってようやく10曲越えたような気がするので。

GEEKSの時はMITSUがメインで歌うってイメージは全然なかったのでホント新鮮な感じで見る事が出来た。また新しい音源も頂いちゃったので聴き込んで覚えたいなー。MITSUの声も好きだからなー。

SHACHIが再始動してすぐにYUKIDOKE廻ろうって感じになった時とかも、GEEKSのメンバーは快く一緒に行ってくれたり、うちらの再始動ではめちゃめちゃ力を貸してくれたバンド。今は形は違うかも知れないけど、そのメンバーが何かまた新しい事を始めようとしているのであれば、自分たちに力があるかはわからないけど、何かできるなら一緒にやりたいと思う気持ち。

バンドってこうやってつながって行ってるんだなーって改めて思った。また近いうちにANONYMOUSとも一緒にやれる日が来ればと。

お疲れさんでした。