世間は仕事納めとかそんな感じの日だったのかもしれない。

寒くなった東京はスカッと晴れた冬の空。

夕方頃にアコギと荷物を背負って半月ぶりくらいのGRiNに向かう。あと数日で閉店してしまうGRiNにこんな感じで向かうのも最後なのかと考えたら少しエモくなった。

新聞のコピーに手こずって少し遅れて到着したら髙木とヒロキがすでに準備を始めていた。

今年の春にSTUNNERの髙木と始めたアコースティックイベントの「高円寺から生唄」も今回で8回目だ。その全ての会を高円寺のBAR GRiNと二人三脚でやらせてもらってきた。

イベント自体は終わる気ないので次の場所を探さなきゃだけどなかなかこんなに融通のきく場所はないものだ。

三人とも軽くだけリハで音を確認したら、開演前まで少し時間があったので高円寺駅前の居酒屋で少し乾杯してきた。

そして会場に戻ったら結構お客さんが入っていて驚いた。年の瀬のタイミングが良かったのかもしれない。

いつも通り髙木と二人で前説をやってYuiちゃんを紹介して開演。

髙木はいつもな感じで所縁あるバンドのカヴァーをやったり昔の歌やったりとやや小慣れたステージ。こういうのは現場をこなした数が経験値。

そしてゲストのスリミリYuiちゃん。

髙木も言ってたけどギター苦手とか言いながら結構複雑な曲にチャレンジしてたとことかメチャ良かった。弾き語りの現場は今年は3本目って言ってたけど、こんな現場をもっと増やして俺もだけどアーティストの表現幅を広げていけたら良いと思うんだよな。

意外と機会って降ってくるのを待ちがちだけど、自分で作って行くものだと思う。

やや押しだった本編はサクッと準備して出番。

途中で弦が切れるハプニングがあったけど、髙木のギターを借りて全5曲。更にまさかのアンコールでアコギでは全然やってない「風」をプレイ。今回はトーク少な目にしようと決めていたので曲間は詰めながらやってたけど、それも結構良い流れだった。

GRiNのイベント営業も昨日が最終日だったので、あの空間で最後に歌った人が俺だった。考えたらエモかったな。

終演後はバー営業になったので、新宿でライブしてたヒダビシャス達とか色んな面々が集まってきてワイワイしてた。

改めて短い期間だったけどGRiNって居心地の良い空間だったなーと実感した夜だった。ヒロキもまた新しく別でバーをやるために動いてるみたいだし、これからに期待かな。

翌日が早かったので23時半くらいには上がらせてもらったけど、そこからさらに盛り上がりそうな感じのバーはいよいよ年の瀬感が出てきてた。

第8回の生唄は色んな要素が重なったのもあったけど、ゲストのYuiちゃん含め集まってくれたみんなのお陰で大成功。
ありがとうございました!