目覚ましで起床。

空港で腹が減らないように朝メシをしっかり目に食べて出発。移動は丸ノ内線で東京駅まで行き、そこから1500円の低価格高速バスのLCBで成田空港まで向かう。

LCCの飛行機が発着する第三ターミナルは鉄道の駅から結構遠いので、第三ターミナルまで行ってくれるLCBが一番楽ちんなのだ。金曜日ということもあってか前月に行った沖縄の時よりもバスは混んでいた。

 

成田空港へ到着し、今回のフライトのチェジュ航空のカウンターで手荷物を預けようと思ったら、チケットの発行が必要と言われ端末のトコまで差し戻される。

「eチケット不要のパスポートチェックイン」が可能って書かれてたのでてっきりパスポートがチケット代わりかと思ってたら違ったみたい。わかりにくい。

 

出国はその名の通り日本から出ていくだけなので、犯罪者の逃亡じゃなければ手続きは簡単。日本国内に入ってくる犯罪は水際で止めるのだろうけど、出ていく方に関しては関係ないからなのかもね。

そう言えばフードコート辺りにいた警察犬が食べ物の匂いには見向きもせず凛々しかった。

飛行機は5分遅れくらいでフライト。LCCにしてはほぼ時間通り。

今回の旅の韓国までの飛行時間は2時間半ほど。沖縄に行くのと変わらないくらいの距離感。LCCの一番うしろのリクライニングが出来ない席に座り、離陸前には爆睡、着陸の振動で起きるいつものパターン。

到着した仁川(インチョン)国際空港の天気は曇天。雨はギリギリ大丈夫そうだった。

 

預けた手荷物を受け取る前に入国審査。うちら外国人の方が時間がかかる感じで100人くらいが並び30分くらい待たされてようやく通過。特に会話をかわすこともなく、指紋と顔の写真を取られてOKだった。

ちなみに外国人のタイプで結構黒人系の人が多く感じたけど、半分くらいの人らが差し戻しされてた。並ぶ時は日本人が多そうな列についた方が早そうだ。

荷物を受け取りまず向ったのがWiFiのレンタル。

空港内は無料のWiFiがガッツリ飛んでるので大丈夫だけど、そこから出て海外ローミングは激高で電波難民になってしまうので必須。

予めネットで予約してたブツを韓国で受け取るスタイルで、カウンターにはもちろん韓国人のスタッフさん。そこで予約の状況を伝えて問題なくWiFiを受け取り、空港鉄道の駅へ。

インチョンは日本で言えば成田みたいなところで、ソウル市内まで電車で1時間ほど。特急なら40分くらいだけど、ちょっと割高だしそんなに時間も変わらんと思ったので450円ほどの各停で向かうことに。

前回の韓国旅行から8年くらい経っちゃったけど、電車の中はそんなに変わらず相変わらずじいさんばあさんが最強。席譲らないとすごい目で睨まれるw

弘大(ホンデ)入口の駅で電車を降り、まずは宿泊先のゲストハウスを目指して歩く。

予め地図は見てたから迷うこともなく10分ちょっとくらいの距離で到着。

チェックインの手続きもなく、メールで送られてきてた入口の暗証番号と、部屋の暗証番号が鍵だった。ちょっとわかり易すぎて不安な番号だったけどw

今回の旅のベースは激狭いベッドだけの部屋。寝るだけならこれで十分。

8年前と違ったのは物価でホテルの価格高騰も酷く、ほかは1泊2万円くらいの宿だらけで驚いた。

 

夜はex.Propeller21のドラムのデウォンと会う約束をしてたので、荷物を置いてすぐに出発。

まずは近所のコンビニで「気候同行カード(キフドンヘンカード)」というSuicaのようなモノを300円ほどでゲット。これに駅で3日間乗り放題の切符1000円分をチャージすれば、ソウル市内の地下鉄とバスが乗り放題。

何が便利って切符売り場へ行かなくて良いし、券売機の煩わしさから開放されるのが素晴らしい。

 

デウォンとは、建大(コンデ)という駅の街にある”POBI”というお好み焼き屋さんで会おうと約束していた。ホンデからは地下鉄で30分ほど。

そこはex.GUMXのドラムのGUNN(ガン)ちゃんが社長をやってるお店で、関西風お好み焼き屋さん。まさかの韓国で一番初めに食べる料理が日本食になるとは思わんかったけど、前からずっと行きたかったのでようやく行けた。

ところが、まさかのデウォンはホンデにあるPOBIの方に向ってたらしく、約束の時間に連絡が来て慌ててタクシーでこっちへ向かうというハプニング・・。笑

まぁ普通に考えたら宿もホンデだし、ホンデの方に行くと思うよなw

そんなデウォンを待ってるちょっとの間もせっかくだったので、一人で近くにあった日本語バリバリの”立ち呑み屋”を見つけてトライ。

コンデの街は大学が近くにあるみたいで若者が多かった。後から聞いたらファッションとかも盛んなところで、渋谷までは行かないけど下北沢くらいの雰囲気の街っぽい。

入ったお店は思いっきり日本語で”立ち呑み”って書いてあったけど、全席椅子があって、普通の居酒屋だった。笑

サクッと飲めるかな?なんてメニュー見たらたこわさびが1100円とお値段もエグめ。結局600円のハムカツと韓国産生ビールの”ハンメク”の注文したくらいでデウォンも到着しそうだったので終了。

とりあえず注文から会計まで含めひとり呑みが出きた自分にガッツポーズ。

 

デウォンが到着したとのことで仕切り直しでPOBIへ向かいやっと合流。

宿を出てすぐに気づいたんだけど、持ってきたお土産をきっちり忘れてしまったので、最近Duolingoで覚えたばかりの「カンパケッソヨ(うっかり忘れちゃった)」を使ってみたw

韓国流の注文はどこへ行ってもひとり一品は当たり前なので、とりあえずモダン焼きととんぺいを注文して乾杯。

デウォンは去年末に日本に遊びに来てた時に会ったぶりなので半年くらいだけど、こうやって韓国でサシで呑むのも久しぶりだったなー。連絡したらスッと会いに来てくれる最高の仲間。

そしてPOBIのお好み焼きもちゃんと美味しかった。とんぺいはキャベツの代わりにもやしが入っててビックリしたけど、それはそれで韓国っぽくて美味しかったw

思った以上にお腹いっぱいになっちゃったので、お腹を空かすのとお土産を取りに帰るのを含めホンデまで戻ることに。

 

地下鉄の二号線に乗って30分ほどでコンデからホンデに戻ってきて少し街を散歩。

あるのは知ってたけど”鳥貴族”がホンデに2軒も出来てたw

一旦宿へお土産を取りに帰り、しっかり手渡す。

そこからもう一軒目を探しながらホンデの街を散策。金曜の夜は流石に人で溢れかえっていた。

思い返せば初めての韓国ツアーでステイして遊んだ街もホンデだったので、懐かしい場所だらけだ。約20年前くらいの昔の写真を見ながら「あ!そこの店!」みたいな伏線回収も楽しかったw

当時Propeller21と一緒にライブをやったROLLING HALLというライブハウスは今も健在で、ドアは閉まってたけど記念撮影だけしておいた。

そんなホンデの街で気になったのが「ガチャパーク」っていう日本でも最近増えた”ガチャガチャ屋さん”。結構たくさんあって驚いた。

ガチャの景品は全部日本のアニメ系だったけど、こうなると日本で外国人はわざわざ行く必要も無いねw

最終的にたどり着いたのは遅くまでやってる韓国の中華料理屋。

韓国では結構ポピュラーで、韓国名でも”チャンポン”という名の辛いスープの海鮮系そばとジャジャン麺、韓国酢豚(タンスユク)がメイン料理。

辛さ調整ができるとのことで、デウォンが「辛ラーメンくらいの辛さは大丈夫か?」って聞いてきたのでOKを出したら、なんとレベル5あるうちのレベル1だとのことw

結局1時半くらいまで食って呑んでして、腹パンすぎて何も入らなかったのと、デウォンが翌日も仕事って言ってたので終了。

とにかく食べまくったな…。

 

帰りは俺は地図が頭に入ってたので、デウォンと広い通りまで出てタクシーに乗せて見送って終了。

気づけば成田空港を出た後、ひと言も日本語を喋ってなかったけど、全然行けたわ。何なら頭の中もすべて韓国語で処理出来てた様な気がした。

まぁ今回やりたかったのはそんな旅。

とりあえず宿に戻ってベッドに横になったらそのまま爆睡だった。

脳みそ疲れてたんかもな。笑