昼前に家を出て、東京駅から東北新幹線に乗る。最近の東北新幹線は実にカラフルだ。とは言え自分が乗るのは大抵一番古い（？）一階建ての新幹線なのであんまり面白くないｗそれとJR東日本系のシートのあの背もたれと座部の分離リクライニングが自分は苦手なのである。まぁ東京から郡山は１時間半くらいだったのでビール一缶であっという間って感じだからあっという間だけどね。

俺何気に震災後福島県に行くのは初めてかな？今年の東北ツアーとかでスルーはしてるけど、福島の地に立ったのはSHACHIで行った最後の郡山以来だと思う。それくらい久しぶりって訳だ。

昨日は都内でFULLMONTYのイベントもあったんだけど、先約だった盟友のPumpkin’Busの解散ライブがあるとの事だったので郡山に行くことにした。実はあの震災が無ければ２０１１年の４月に郡山で解散ライブが予定されてて、それに自分は行く予定を組んでいたんだけど、震災でそれどころじゃなくなって解散ライブ自体も延期されたまま２年半の月日が流れてたって訳だ。解散を決めてから２年半って一体どんな感覚なんだろうね・・。

楽器を持たずに郡山に行ったのなんて初めてかな？何か自分的には３年ぶりくらいの郡山だったので懐かしくて色んなところをふらふら歩いてみた。

元＃９の建物を横目に、お好み焼きのぽぽでお好み焼きを一枚食べる。２８０円って激安すぎるけど、おばちゃんは相変わらず元気そうで良かった。そう言えば前日夜にあった地震の話をとなりの席のおばちゃんたちがしてたけど、相変わらず地震はまだあるんだな～って感じた。

からの＃９に寄ってフクイさんに軽く挨拶。来年のYUKIDOKE TOURとか行きたいしね～。何のアポもなしにサッと行ったのに時間割いてくれたフクイさんホントありがとうございます！しかもその日は偶然スタパンと四星球のライブだったんだね～。濃いわｗ

フクイさんと話をしてたら丁度ライブハウスのオープンくらいの時間になってたので、そのままPEAK ACTIONに向かう。このライブハウスもまた震災で移転を余儀なくされたライブハウス。でも、初めて行ったけどキャパとか雰囲気とか俺結構好きなタイプの箱だった。昔から思ってたけど郡山ってライブハウスレベル高いよな～。

昨日はアスレチックアスリートとパンプキンのツーマン。それにO.Aでヨシキって奴がギター弾いてたんだけど、このヨシキのギターが良かった俺結構好みｗ打ち上げで結構呑まされててぶっ壊れてたけどその前に色々話ができたからまた一緒にやれたらいいな～。どうやら福知山から郡山まで駆けつけてたみたい。

そんでもってアスレチック。このバンドSHACHIで最後に行った時に一緒にやってたはずなのに、ヴォーカルの雰囲気が変わっててメンバーチェンジした？みたいに思っちゃったけど、ただ雰囲気が変わってただけでバンドは完全に一緒だった。ライブ終わりで話してもらってようやく気付いたｗ

からのパンプキン。２年半っていう時間が空いて、空いてというより止まってって感じかな？何か吹っ切れたって言うか、前のままのパンプキンだった。やってた曲も昔のままだし。そりゃそうか、あのまま止まってたわけだし。でもこうやってまた奴らの音を聞くことが出来たのは嬉しかった。

集まったお客さんたちは何か同窓会みたいになっちゃってて子連れだったりとか妊婦さんだったりとか歴史を感じたわｗ

俺は結構ポジティブな考えなので、解散することは確かに残念だけどこうやって一区切り付けることによって羽ばたけるメンバーもいるわけだ。現にベースの松川は次のステップに進み始めている。パンプキンが終わったことによって奥歯に引っかかってたものが取れた感じになるんじゃないかな？そういう意味でもこの日のイベントってすごく意味のあるものだったと思う。

出演バンドが２バンド＋O.Aって事で各々の持ち時間も多かったのですごく有意義な時間だった。満足度はかなり高い。そして何よりもこいつらの面倒をずっと見てたのがex.＃９のスタッフだったゆうさん。もちろんうちらもずっとお世話になってた姉さん。最後の最後まで物販やったりとか世話してたのを横で見ながらホントお疲れ様でしたって感じだった。俺の事までも色々心配してくれてたし。

からの打ち上げはいつもの庄屋。本当に郡山の街は俺の中で何も変わってなかった。震災の爪あとも無いわけじゃないけど、街並も人も温かさも全部そのままだった。３年前の震災が起こる前に行ったツアーの感覚を一瞬で思い出させる。そう言えば庄屋のおばちゃんも相変わらず元気そうで良かった。福島県がんばってるな～ってね。

打ち上げでも結構みんな俺なんかに絡んでくれて退屈しない時間を過ごせた。気付けば２軒目まで行って朝４時・・・。やりすぎたー。

ま、それくらいその場所に居たい！って思えた一日だった。郡山に行って、パンプキンのファイナルを見れて、俺は良かったよ。