30GROWING UP JAPAN TOUR2024~6日目 ハジメマシテの鹿児島SpeedKing
朝は八時に起床して九時には宮崎を出発。
元々小さい車で行く予定だったのでメンバーはそれぞれの手段を先に用意していたためバラバラで鹿児島へ向かう。
俺のルートは都城から国分方面に国道10号線で行く半分下道ルートだった。
途中の都城であの黒霧島で有名な霧島酒造の建物の横を走った時はテンション上がったな。
そこから山を越えた先に国分って町があってそこはZOMBIESTARZで行った10年ぶり。
本当ならその辺りから鹿児島湾を観ると桜島が雄大にドーンっとあるはずなんだけど、昨日はあいにくの雨で全景を拝めず残念だった…。
そんな感じでほぼ予定通りSpeedKingの前に到着した頃には土砂降りの雨だった。
靴がビシャビシャになりながらも搬入だったけど、初めてのSpeedKingは入った瞬間に「好き」な感じ全開の箱だった。木目の床、手作りのステージ、ちょうどよいキャパシティ、楽屋からの外の景色、そしてスタッフさんの人柄、全部が「好き」な感じ。
30年もやってるとそういう直感ってのがあるんよ。
リハはサクッと音が決まり、新曲を多めに確認しておいた。
リハ後は少し待って熊本から来たBELL-FLOWER JAMのドウゾノを連れて昼めしに天文館方面へ出かけた。
さっきよりも本降りになった雨だったけど、なんだかんだアーケードがちゃんとあるのは普段から雨が多い地域ってことなのかな。
メシ後は車で少しだけ休憩しようと車に戻ったところでキーを紛失していることが発覚…。
楽屋を探しながらそんな話をしてたら、出演者のみんなが一斉にみんなで探し始めてくれたあのグルーヴ感で鹿児島が更に好きになった。
結局のところキーは車に挿したままだった…みんなゴメン…(恥)
そんなこんなしてるうちに開演した。
一発目に出たwiθ(ウィズ)は高校生ながらめちゃめちゃ良いライブをしていた。演奏力もだけど、魅せることや何よりも「バンド活動」を楽しんでいる姿勢が最高。未来の期待だけのバンドだった。
二番手のJAM MONKEYは宮崎との2DAYSで二日目。人なつっこいメンバーたちで一気に仲良くなれた。東京にもちょくちょく来てるみたいだし、今回の南九州ツアーでこのパイプができたのは大きな収穫。これも海太効果。
FLING START’は一見不器用そうなメンバー達だったけど、楽屋でモジモジしながらたくさん話しかけに来てくれたのは嬉しかった。こうやって俺らがツアーで鹿児島に行くって事で対バンを決めてくれたのはホント感謝。
そして今回うちらが連れて行った熊本のBELL-FLOWER JAM。出したばかりの音源のレコ発タイミングで全曲新曲と言うなかなか振り切ったセトリ。個人的には今までに作った名曲も聴きたかったけどw
隣の県だしもっと鹿児島と繋がって県外ツアーで通ってほしいと言う想いで連れて行ったバンド。若いけどいい音鳴らすんよ。
KEEPER’S OVER RAPはうちらが鹿児島によく行っていた20年前頃にライブハウスに来てくれていた世代らしく、15年ぶりくらいのライブに想いをたっぷりぶつけてくれた。そして30周年という節目に対バンなんて素晴らしすぎる縁だと思う。俺らが行ったことを喜んでくれてたけど、そういうみんなと会えた俺らもウレシイよ。
そして自分たちの出番。2008年を最後にライブでは行けてなかった鹿児島だったので集客も未知数だったけど、あれだけ沢山の人の前でライブできたのは地元バンドときっかけを作ってくれた海太のおかげ。
新曲も昔の曲も混ぜて18曲プレイ。パワーアップとアップデートしたSHACHIを刻んできた。
30年という期間の中で10回も行けていない県はたくさんあるけど、それでもずっとSHACHIの事を待っててくれている人がいる事は通販を担当しているのでちゃんと知っている。そんなみんながこの日のために予定を割いて遊びに来てくれてるんだから最高。それは間違いなくバンドのエネルギーになっている。
愛に溢れたSpeedKingと言う最高のライブハウスと繋がれたことも大収穫。なかなか鹿児島に行けていなかったのが申し訳ないくらい最高を更新できた夜。
まだまだ鹿児島でフェスに呼ばれるバンドじゃないけど、こうやってライブハウスという空間であの頃と今の鹿児島を感じることが出来たのは俺なりの伏線回収。
てっぺんで帰らなければならなかったので、打ち上げはノンアルだったけど次はガッツリ鹿児島のお酒も楽しみたいな。
早いタイミングでまた鹿児島に行けるようにガンバロー。
(累積生涯走行距離:127,555.4 + 105 = 127,660.4km)