朝方に到着した健康ランドに入ろうとしたら思いのほか料金が高かくて、近所の銭湯を探してみたら、すぐ真裏に安いところを発見したのでそちらへ。

銭湯の方はサウナ込で500円以下。タトゥーOKだったみたいで本物の墨が入った方がちらほらいたけど、変に意識高めのサ活男子多めよりむしろそういうローカル感の方が居心地が良かった。

しっかり古い汗も出し切ってスッキリしたところで箱に到着。

 

ソウルパワーはホールの裏にスタジオもあって、そこをリハ前に2時間借りようと店長のトシオさんに連絡したら「ステージでやっていいよ」と言って頂き、ご厚意に甘えて長めのリハをやらせてもらった。

おかげで外音もじっくり作ってもらえたし結果良かったんじゃないかな。

そんな長めのリハをやってる中へ続々と対バンが到着。

昼メシは前回行ったお店にまた行きたかったのでプピリットパロのリハが終わったところで福を誘って行ってきた。

そんなこんなのんびりしてたらあっという間に開演時刻に。日曜のライブはopen/startも早めに設定しているのでやや忙しない。

トップは地元からMATEFALL。元RIGELのベースだったフユキが新しく立ち上げたユニットで、現時点でメンバーはボーカルとギターの2人。今回のドラムはサポートでベースレスの3人体制だった。

サウンドはヘヴィなんだけどしっかり歌を前に持ってくる感じが令和っぽかったし、RIGELを辞めた後も曲作りはずっとやってたと言ってたフユキも活き活きしてて良かった。トシオさんがチョイスした理由が少しわかった気もした。

そして2番手はMELT4。メートフォールからのメルトフォーと音だけ聞いたらどっちがどっち?ってなるけど全然別物。笑

今回は海太のオファーでSHACHIから声を掛けさせてもらったけどライブを見たのは実は初めて。Youtubeでは観てたけどやっぱ生が良いね。意外と真面目な連中だけど、向上心の塊みたいなところがメッチャ良い。俺らからしたらまだまだ若手かもしれないけど、グイグイ昇ってくる感じがあった。また他のとこでも一緒にやりたいな。

KICKFRIPは地元富山。魚津にあったソウルパワー時代からSHACHIと一緒にステージに立ってたバンドで歴は25年くらいって言ってた。聞いたらライブの頻度は下がったけど、スタジオはちゃんと入ってるみたいだし、いつでもステージには立てる準備はしてるみたい。

ただあの不器用なステージや昔の曲は相変わらずな感じでちょっと嬉しかったわ。

そしてトリ前で東京から連れて行ったプピリットパロ。実は富山が初めてということで今回はトシオさんとしっかり繋げようと連れて行ったんだけど、言うまでもなくバッチリ足跡を残してくれてた。

ONEFESの主催のヒロカズも観に来てたけど高評価だったし今後の富山へのきっかけになったんじゃないかな。実力があるバンドってのは俺らが何かするまでもない。

そして俺らの出番。

本番は外の低音がリハより大きく感じて途中やりづらいところはあったけど、それ以上にテンションがすべてをカバーしてくれてた。30本以上もあるツアーだし、毎回ベストコンディションがホントは良いけど、そうじゃ無い日だってもちろんある。そんな日をどう乗り越えるかが実力と経験値だろうな。

そう言えば昨日のライブには中国からのお客さんが来てくれてた。

どうやら昔DrumManiaってゲームに孤高の花が入った頃からチェックしてくれてたみたいで20年越しくらいでようやくライブハウスへ遊びに来てくれたって言ってた。

ただどうやら帰りの時間が間に合わなかったみたいで見れなかったとか…残念過ぎる!

ほぼ1年ぶりの富山だったけど懐かしい面々にも会えたし、ああやって待っててくれてる人たちがいるから俺らはいつでも行きたい場所でもあるんよね。

終演後はそのままホールで打ち上げの流れも昔のまま。そしてホールの床でそのまま打ち上げするのも日本じゃ磐田FMステージと富山ソウルパワーくらいじゃないかな。笑

でもそんな無礼講な感じの円を作っての乾杯が富山のグルーヴを生むのを知ってる。

全部終わって俺は車があったので車中泊だったけど、福はトシオさんの家に泊めてもらうよう言っておいた。これもツアーバンドがみんな通ってきた経験値。きっとパイプが太くなるよ。

 

とにかく長い一日だったけど、富山をたっぷり堪能できたし、何より地元の仲間達とガッツリ話ができたのが大きかったな。

俺らホント良いツアー廻れてると思うよ。また早く富山へも行けるように頑張ろー。

 

(累積生涯走行距離:130,296.2km + 4.8 = 130,301.0km)