インディーズバンドと契約書
2025年5月10日
昨日は昼に池袋へ行ってきた。
家からはのんびり丸ノ内線で一本コースはちょうど1時間くらいの旅。平日昼の池袋は日曜日と同じくらい人で溢れていた。
そんな昨日は磐田FMSTAGEを卒業したバンドマンのお悩みを聞きに行ってきた。
昭和レトロな喫茶店は池袋東口を眺めれるすごい良い景色だった。
当たり前のようにタバコ臭いのかな?なんて思ってたけど、どうやら完全禁煙になっててコーヒーの香りが心地よい素晴らしい空間。
内容はいつの時代にもあるレーベルとのすれ違いみたいなモノだと思って話を話を聞いてたんだけど、どうやらそれどころじゃなさそうな感じで、久しぶりに契約書何かを熟読。
まぁそもそもアーティストと知り合ってすぐに契約書を交わすようなとこってろくでもない気がする。ちなみにDUSTBOX RECORDSなんて契約書交わしたことがないし。笑
一応理由はあって、俺もアーティストだから同じで、いつでもアーティストが自由にやめたり他に移ったりできるためね。昔SABOTENがSONYに引っ張られたときもSABOTENの意思だけでOKだったみたいに。
“契約書”ってお互いだけど拘束する念書みたいなもんだからね。
どうやら結構法律の専門家が必要なくらいの案件っぽいので、俺の出る幕はなさそうだけど、一応人生は50年、こんな業界にも30年もいさせてもらってるのでそれなりに知ってる人はいるから力になれるかもと。
揉め事は好きじゃないけど、弱いものいじめは大嫌い。
同郷の可愛い後輩だし(後輩というより子供みたいな年齢差だけど)俺もできる限りバックアップしてあげようと思う。
バンドやってると”契約書”ってのは結構見ることが大い。
CDをプレスする時はその売上の取り分を記した契約書、曲を作って著作権を登録したらその報酬の分配率を記した契約書、そしてアーティストの行動などを縛る契約書などなど。
これを20歳そこらの子らがいきなり出されてサインしろって言うんだから、大人たちは誠意を持ってきちんと説明する義務はあると思うんよな。
実際SHACHIが初めてそういったものを交わしたリアス式海岸レーベルの時はその一文一句まで丁寧に説明してくれた人が、今のUn-doの安藤さんで、いまだに一緒にやらせてもらってるほど。
そもそもそんなくだらない不平等契約で大好きな音楽やバンド活動を嫌いになってやめちゃったりする人も少なくないのは昔から。
結構リアルに燃えてきたので俺も俺なりに頑張ってサポートしてあげようと思う。
インディーズバンドを守るのが俺らみたいに長くやってるバンドの使命でもあるんじゃないかな。