頭の中が活性してたのか、朝5時くらいには目が覚めてしまった。

帰って風呂も入らずにそのまま横になっちゃっていたので、とりあえずシャワーを入りに共同の浴室へ向ったが、なんとまさかの鍵無し。笑

普通に女性の宿泊客とかもいたと思うけど、流石にそれはまずいだろ?ってなるのは日本人だけ?w

ゆっくり入れるようなスペースでも無かったので、サッと浴び終えて部屋に戻り扇風機で涼む。

クーラーはついていない狭い部屋だったけど、リビングの業務用クラーみたいなのがガッツリ効いてたので部屋の蒸し暑さは無かった。

そんな感じでウトウトしてたら、なんとまさかの突然ブレーカー落ち…。

そんな事あるん??爆

ただいい感じの睡魔と涼しさもあったし、早朝に管理人とやり取りもできそうになかったし、起きたら直ってるだろうとそのまま二度寝…。

 

で、11時くらいに起きたんだけど、まさかの停電のまま。笑

すぐに予約確認メールに書いてあった管理人にカカオトークで連絡したら、近くに住んでるのかすぐに復旧してくれた。

他の宿泊客は大丈夫だったのかな…?

昼すぎにコロナ明けくらで日本に遊びに来てくれたソクテとヨンチャンがソウルまで来てくれて遊ぼうって約束だったので、その前に少しだけホンデの街に出て買い物をしてきた。

前日買ったキフドンヘンカードというSuicaみたなのを持っておく小さい財布がほしいなーと、眼の前に見つけたダイソーへ。そんな大したものじゃなくて良かったし、小銭入れみたいなのがあれば良いなーと、ゲット。

ソクテたちは宿の前まで車で迎えに来てくれたので、そこから鷺梁津(ノランジン)水産市場という日本で言う豊洲みたいなトコに連れて行ってもらった。

というのが15年くらい前に一度行ったことのある場所で、その時の思い出をアップデートしたいなと向ったんだけど、どうやらコロナ禍くらいで建て替えしたらしくめっちゃ大きくてきれいな建物になっていた。まるで豊洲w

この水産市場は1Fに魚屋さんが入っていて2Fには食堂があり、1Fで買った魚を2Fへ持っていって調理してもらう沖縄の牧志公設市場みたいなスタイル。

ただ日本ならアジとかサバとかがメインなのに対し、韓国だと太刀魚とかクロソイなんかが主に並んでいる。今回は刺身にも行けそうなクロソイとアワビ、ホヤをチョイスして料理してもらった。

刺身はわさびと醤油もあるけど、俺はチョジャンっていうコチュジャン+お酢のソースで食べるのが好き。サムギョプサルみたいにサンチュと生にんにくと一緒に食べるのも旨い。チャミスルが進むw

ソクテは運転だったので飲めなかったけど、ヨンチャンは俺の酒に付き合ってくれた。

 

そう言えば韓国ってここ数年でだいぶ近代化が進んだとは思うんだけど、トイレだけは相変わらずポンコツなんだよなー。笑

日本のメーカーが世界的にも優秀なのだと思うけど、韓国のトイレはとにかく水が雑。水の圧力や、水流の使い方なんかが下手なのでトイレや水道周りはどこへ行ってもびちゃびちゃ。海外旅行あるあるの”トイレ問題”って日本人には永遠のテーマだよな。

とりあえずソクテにも呑んでほしかったので、ソクテらが泊まる宿のある新村(シンチョン)まで車で戻り、チェックインを済ませた後は地下鉄に乗って移動することにした。

ソクテらはソウルを離れて4年くらい経つらしいし、そもそもあんまり電車には乗らない人間らしく、俺の方が地下鉄は詳しかったのがウケるw

何となく清渓川(チョンゲチョン)の辺りを歩きたかったので、乙支路3街(ウルチロサンガ)駅で降りて徒歩で鍾路3街(ジョンロサンガ)の方を目指した。

ジョンロサンガ辺りのポジャンマチャっていう屋台通りがすごく雰囲気良くて好き。土曜の夕方くらいはなかなかの人出で賑やかだった。

そこから少し行ったところにある楽園楽器商店街(ナグォンアッキサンガ)という中野ブロードウェイの様な楽器屋さんの集合したビルがある。

韓国のバンドマンはほぼここで楽器を買うんじゃないか?ってくらいギターからピアノ、DTMまで全部が揃う建物はバンドマンにとって夢の様な建物。

ただソクテとヨンチャンは全く興味が無かったみたいだったので今回はサクッと出てしまった。次はひとりでじっくりウロウロしたいなw

そこからお土産スポットとして有名な仁寺洞(インサドン)という代官山みたいな街を抜けると、景福宮(キョンボックン)という日本で言ったら皇居みたいなところに出る。そこか韓国の象徴で中心みたいなスポット。

その景福宮の光化門(クァンファムン)という大きな門の前の広場で何かイベントやってるなーって見てたら、どうやら「イカゲーム」のイベントだったみたいで交通規制も出るくらいの超大きなパレードが始まる前だったみたい。

街中にコスチューム着た人らがたくさんいて異様な感じだったけど、めっちゃワクワクな雰囲気も伝わってきてすげー楽しそうだった。イカゲーム見てなかったのが悔しい…w

結構な人混みな感じだったので、回避するように景福宮の駅から地下鉄に乗って次の目的地の東大門(トンデムン)へ向かった。

東大門は服屋さんの卸街みたいなところで、品揃えも豊富で若い人にも人気な街。

そこでSHACHIで着れそうなシャツがほしいなーなんて色々散策したんだけど、どうやら市場の方は土日はほぼ休みだったみたいで行きたかったエリアは閉まっちゃってた。

陽もいい感じに暮れてきて、ソクテらもそろそろ酒を飲みたそうだったので夕食タイム。東大門といえば鶏を丸ごと一羽鍋にぶち込んだ”タッカンマリ”という料理が有名で、そのお店がめちゃめちゃ乱立しているエリアへ。

韓国料理の中でも珍しく赤くない料理なので観光客にも人気っぽく行列になっている店も何軒かあった中、一番奥の方にあった「元祖」って漢字で書いてあるお店へイン。

50席くらいあるメチャ広い店内で、全席でガスコンロを炊いてるのでマジ暑かった。「これは夏に来ちゃダメだね」って笑うしか無かったw

いやしかしタッカンマリはマジで旨い。水炊きほどコラーゲンが出てる感じじゃないけど、ポン酢と唐辛子粉を混ぜたタレが鶏に合うし酒も進む。こういう料理で酒呑むのが韓国式。

東大門のミッションはすべて終わってしまったので、地下鉄に乗って今回の旅の拠点のホンデの方まで戻る。

土曜の夜のホンデの街は「これからだぜ!」って終電とか全く関係ないくらい若者で溢れかえっていた。20年くらい前の初めての韓国と同じくらいエネルギーに溢れていた。

ただ俺も含め普段からそんなにパリピでもないソクテとヨンチャンはそのエネルギー溢れる感じがしんどそうだったので、人が少し少なくなる新村(シンチョン)の方へ逃げて最後の一軒へイン。

店に入った時は空いてて「雰囲気もいい店だねー」なんて話てたんだけど、しばらくして大学生の呑み会の2次会みたいな連中が20人くらい流れ込んできて大パーティーが始まっちゃったので終了…。

まぁ昼からガッツリ食って呑んで歩いてってやってた一日だったので、みんなも疲れてたし逆にちょうど良かったのかもしれない。

俺の方が遠かったので、とりあえず2人が泊まってる新村の宿の方までソクテらを送り届ける。途中で咲いてたあじさいが全部白かったのに驚いたけど、白いあじさいってのは土壌の成分に関係なくただ白いんだねw

2人を無事に送り届けた後はキフドンヘンカードもあったし隣駅だけど地下鉄に乗って移動。ギリ終電だったみたいでちょうどホンデ止まりだった。

そんなホンデに着いたりで …Whatever That Meansのゴミちゃんから「打ち上げに来る?」と連絡があった。

ゴミちゃんが主宰しているレーベルの2DAYSイベントが近所であって、その1日目の打ち上げだったみたいで、地図見たら行けそうな距離だったので遊びに行くことに。その時点でまだてっぺんを回ってなかったし、旅のドーパミンが出まくってた。

打ち上げ会場は望遠(マグォン)という街にある薄切りサムギョプサル屋さんだったけど、流石にお腹は一杯だったので酒だけでみんなに混ぜてもらった。

UPPERのユウヤのマブタチって言ってたハードコアバンドのチャンゴクと結構ガッツリトークさせてもらった。何やかんや俺が一番年上だったみたいで扱いはすごく丁寧で申し訳なかったw

結局最後の最後まで付き合っちゃってみんなを見送って終了。自分の体力の限界値がわからないくらい覚醒しちゃってたけど、それが旅パワーなんかな。

帰りに寄ったコンビニで、通常だと何も言われず袋にも入れてくれないんだけど、「袋に入れてください」ってちゃんと韓国語で言えて通じたのがマジで嬉しかったw

頭の中から日本語が消えちゃいそうなくらいハングル漬けの1日だったけど、そのおかげで脳みそがフル回転で全然眠なかったのかもしれない。

ソロ海外旅行はマジ脳の活性化に良いんじゃないかと本気で思い始めてきた。