旅モードに入っているので朝は強い。

9時すぎには起床して10時にロビーに集合。歳のせいか全員時間通りに集まれるところが素晴らしい。笑

前日深夜に降り出した雨脚は少し弱まったけど微妙に傘が欲しくなる天気。買った折りたたみ傘が役に立つ。

 

昨日はなんとなく俺が作っておいたプラン+2人はエステに行きたいとのことだったので、上手いこと組み合わせて出発。

まず第一目的地の明洞(明洞)を目指し、宿のあるホンデから地下鉄2号線(緑色)に乗って乙支路入口(ウルチロイック)まで移動。

「明洞」という駅もあるけど、原宿で例えるならウルチロの駅は表参道の駅みたいな感じで逆側から明洞へ繋がっているので、そこで大丈夫と前日のタクシーの運ちゃんが教えてくれた。

地下鉄を降りて昼前の明洞を歩く。

名物のクセ強呼び込みおばちゃんたちは朝から元気だ。腕掴まれてよくわからんクリームベトってつけられたり、日本じゃ完全にNGでしょ的なのも海外だから笑えるw

とりあえずみんな朝食も食べてなかったっぽいので、みんなが食べれそうな”辛くない”ご飯をと、昔行ったことのあった「明洞餃子」というお店をチョイス。

ワンタンのような水餃子入りのカルグッスというきしめん?っぽい麺類。そのまま食べれば辛い要素は一切無いので、辛いのが苦手な人でも美味しくいただける。これに名物の蒸し餃子を併せていただく。久しぶりに食べたけど美味かったー。

11時台に店に入ったけど、ほぼ満席で大忙しの店内だった。

 

腹も満たされて、予約してたエステまでも少し時間があったので、前日から盛り上がってた”カジノ”へ行こうというプランが加わった。

前の日の夜に行こうとして調べてた龍山(ヨンサン)のカジノが近そうだったので明洞から地下鉄4号線(青色)に乗って新龍山駅へ移動。

途中電車がソウル駅止まり?だったみたいで降りなきゃみたいなのもなんとなくアナウンスが理解できて降りたけど、日本みたいに親切に車掌さんが歩いてきて教えてくれないので、ボーっとしてたら車庫まで連れて行かれそうな緊張感も海外。笑

無事に新ヨンサン駅に着き、そこから反対口側にあるドラゴンカジノまでは長い地下道を抜ける。

龍山という駅は日本で言うと品川みたいなターミナル駅で、街の雰囲気は電気屋街なので秋葉原に近い。20年くらい前に行った頃は雑居ビルが並ぶごった返した賑やかな街だったけど、再開発が進んでいるのかめちゃめちゃデジタルタウンに生まれ変わっていた。

恐らく韓国ならタクシーに乗ったほうがサクッと移動出来るんだろうけど、旅行なのでこういう徒歩も楽しみの一つ。

前日タクシーの運ちゃんがわかってくれなかった「セブンラックカジノ」へ到着。

前日のカジノ登録とは全く別物らしく、システムはほぼ一緒だけど再度パスポートを見せて会員登録をさせられる。

とりあえずフリードリンクのコーヒーで一服。

前日のカジノの雰囲気とはガラッとかわり、スロットマシンも全て中華製のもので、恐らく中国人の観光客をターゲットにしたカジノっぽい雰囲気。

ルーレットやバカラのテーブルも中国人だらけで何か異様な雰囲気。日本にカジノができてもこんな感じになるのかなーなんて思うと複雑な気持ちになる。

結局最低レートも高いし、全然乗り気になれなかったままベットして結局凹んで終了。

みんなも笑顔な感じじゃなかったので、早めに切り上げた…。無念。

 

気を取り直して龍山駅の辺りを散策していたら、ガンダムのポップアップストアがあるっぽい看板にツヨシが反応して行ってみる事に。

入口を入ったところは任天堂のポップアップストアでマリオがお出迎え。ここへ来て世界に通じている日本の文化の素晴らしさに感動。

渋谷のパルコのようなアイパークモールという商業施設の中でポップアップストアが出てたっぽいんだけど、数ある世界のサブカルの中で日本のアニメや文化をフィーチャーしてくれてる感じの建物ですごく居心地が良い建物だった。韓国感は少ないけど。笑

ガンダムはもちろん、田宮模型やアニメキャラのフィギュアを始め様々な日本のトイがずらりと並ぶ。日本へ旅行に行ってまでそういったものを見に行く必要が無いほど。

チケット買ってまではしなかったけど、ジブリのアトラクション的な展示なんかもかなりガッツリやってて驚いた。韓国の中でもそういったカルチャーが一箇所に集められた建物だったみたい。

結果カジノなんかよりもテンションが上りまくった一同は、最終的に龍山のいい印象を持ち帰ることができて良かったw

そこからさっき乗った地下鉄4号線(青色)で再度明洞に戻り二人をエステに連れて行く。

最初の説明とかで通訳必要かな?なんて思ってたけど、よくよく考えたら明洞なんて日本人の巣窟で、そこのエステのおばちゃんたちなんて日本語ペラペラだから何の問題もなかった。

施術時間は1時間半ほどとのことだったので、俺はひとりで散策。近くにあの有名な明洞大聖堂とかもあった。平日ってことでごった返すような人混みじゃなかったのは良かった。

気候同行カード(キフドンヘンカード)というソウル地下鉄・バスの乗り放題カードだったので交通費かからないし、宿に戻ってトイレでも行ってこようかと乙支路入口から地下鉄2号線(緑色)でホンデへ。

その時に気づいたんだけど、宿が昔ライブで来たことのあるPRISM HALLというライブハウスの眼の前だった。何か観たことのある景色なんだよなーって思ってたのが昼になってようやく理解。一気にノスタルジック。

韓国定番のアイスアメリカーノをゲットして地下鉄2号線(緑色)で再び明洞へ。とにかく量が多すぎて呑みきれないw

エステ終わりの二人の顔はテッカテカでウケる。笑

おばちゃんたちのパワープレイの感想なんかも面白かったし、しばらくはネタになりそうな要素たっぷりだったw

明洞は夕方に近づくにつれ、屋台がオープンしはじめて人がどんどん増えてきていた。

南山タワー(ナムサンタワー)に登ろうってプランだったんだけど、カズヤのアイデアでサンセットくらいのタイミングで行こうとなり、少し時間が空いたので俺の提案で楽園楽器商店街(ナグォンアッキサンガ)へ行くことに。

明洞駅から地下鉄4号線(青色)に乗って忠武路(チュンムロ)で地下鉄3号線(オレンジ)に乗り換えて鍾路三街(ジョンロサンガ)で下車。

二人もそろそろ切符の購入も慣れてきたんじゃないかとチャレンジ。

鍾路三街で降りると韓屋村という韓国の古い建物の町並みが残るエリアがあって、観光スポットとしても楽しめる。

そこを抜けた先にある楽園楽器商店街(ナグォンアッキサンガ)は、中野ブロードウェイのような建物で、中には楽器屋さんがところ狭しと並んでいる。恐らく韓国のバンドマンたちはみんなここで買ってるんじゃないか?ってくらいソウルの楽器屋さんが詰め込まれたビル。

今回のメンツにとっては大好物のスポットは高評価。隅から隅まで歩けたワクワクゾーンだった。こういう時に趣味趣向が合う人と歩いてると気を使わなくて良いのが楽ちん。

軽く休憩も兼ねて鍾路三街の屋台(ポジャンマチャ)で一杯でもと思ったんだけど、ギリギリオープン前くらいの時刻だったので、空いてた店舗のフライドチキンで軽く乾杯。

時間を見ながら「そろそろ日没かな?」のタイミングで店を出る。平日の鍾路のポジャンマチャはめっちゃいい雰囲気の屋台通り。次はそっちで呑みたいな。

鍾路から南山タワーのロープウェイ乗り場まではサクッと行きたかったのでタクシーを利用。結構ちゃんとタクシーに乗れるスキルが身についた自分に拍手。

そして無事にロープウェイ乗り場に到着。

午前中降っていた雨のおかげでめちゃめちゃきれいなマジックアワーだったのはご褒美かな。

登っていくロープウェイの窓から見えるソウルの街並みと夕焼けが最高のビジュアル。こういうのはおっさん三人で見るもんじゃないかもなw

前に一度だけ行ったことのある南山タワーなんだけど、その時はタワーに登るチケットが高額に感じて麓までしか行かなかったけど、今回はせっかくなので奮発して登ることに。

行ったタイミングが夜景だったのもあって最高。

東京タワーよりは全然背の低いタワーなんだけど、山の上に立っているので高さは結構あり、ソウルの街並みを360度楽しめる。カップルで行ったらイチコロスポットだろうな。おっさん三人だけどw

タワーから降りてきて、これも南山タワー名物の”恋人たちの南京錠”。日本の神社のおみくじをくくりつけてる柵みたいな感じだけど、数がマジエグい。笑

そんな中に混ざって「俺らもやっちゃう?」みたいなノリに真っ先にカズヤが売店まで走って買ってきてくれた南京錠。ちゃんとマジックまで借りてきたカズヤはエライ。

これを俺らもあの柵の中につけさせてもらったけど、この鍵を付けたことでまた南山タワーへ行く理由ができたからね。そう考えるとこういう記念モノって悪くないな。

南山を降り明洞駅まで歩き、そこから地下鉄4号線(青色)で東大門(トンデムン)まで移動。1日で明洞の駅を何回使った?ってくらい地下鉄に乗ったので、明洞駅のチケット売り場の場所は覚えてしまった。

 

東大門は、衣類系の問屋さん市場がある街で、普通のお店が閉まる夜の22時ごろから明け方まで開いている夜の市場。服屋さんが仕入れに来る場所ってことだ。

トンデムンは韓国のファッションの最前線ってわけなので、若者がたくさん集まる街でもある。

そんなトンデムンの市場の人らが仕事前に食べるメシ屋街が近くにあって、この街はタッカンマリという鶏一匹鍋が有名。前回の旅行でソクテたちに連れて行ってもらったお店へ二人を案内。

平日だったし閉店間際だったのか他の客も少なくめちゃめちゃ快適だった。

これもまた辛くない韓国料理なので日本人にも大人気。二人も喜んでくれたみたいで良かったナイスグルメ。

 

腹はまた完全に満たされたので、そこから「平和市場」という衣類の問屋ビルを歩いてみた。まだ開いたばかりだったぽくそんなに客はいなかったけど、仕入れ用のデカいスーツケースをいくつかもったおばちゃんとかがウロウロしてて不思議な雰囲気。

雑貨なんかも売ってて、恐らくおみやげ屋さんの仕入れ用のキーホルダーとかも格安で販売されている。おみやげ屋がどんだけぼったくってるかもよく分かる。

 

ひと通り歩いて流石に疲れも出てきたので一旦ホンデへ帰ろうと、トンデムンからホンデまではタクシーを利用。今回のドライバーさんはだいぶ先輩のおじさんだったけど、世間話したらすげー色々観光案内までしてくれた。タクシーの運ちゃんとトークするのがくせになりそうw

そして到着したホンデのど真ん中は雨の心配がないからか前日に増して人だらけ。

軽く飲めるバーでクールダウンしようかと、入ったバーのカウンターの子が去年まで日本にいたという日本語ペラペラの子で盛り上がった。

ソウルに限ると思うけど、思った以上に日本語が通じる場所が多かったので、韓国語が喋れなくても遊べるところはたくさんあるなーって思った。

 

程よいタイミングで切り上げ、最後はコンビニで〆のラーメンを買って終了。

宿に戻って、シャワー浴びて横になったらそのまま爆睡だった。確かにめっちゃ歩いた長い一日だったけど、かなり凝縮して詰め込んだ一日は満足度高かったなー。まさに弾丸って感じ。

男三人旅も悪くないね。むしろ男三人だから楽しめることもたくさんあった気がする。

いい旅してるぜ。