朝食バイキングつきの宿だったので、少し早めに起きて会場へ向かう。

朝だし少なめにしておこう…っていつも思うけど、気づいたら皿の上は隙間が無いくらい盛ってる欲張りな自分。

結局食べれちゃうんだけど、部屋に戻ったらまた眠くなってしまう。

そしてチェックアウト時刻ちょうどくらいに宿を出る。

 

午前中はちょっと逆方向だけど行っておきたかった亀田製菓の直売店へ向かう。

前回行こうと思ったらまさかの定休日で悔しい思いをしたので、今回はホームページで営業日を確認したうえで向かった。さすがに平日だから…と思ってたけど、結構混んでてびっくり。

多分なんだけど、観光客というより地元の人がお土産用や自分用に買ってる方が多い気がした。知る人ぞ知る亀田製菓のアウトレットは穴場スポット。

そこからまた新潟の市内の方へ戻ってトイレ休憩がてらに入った新潟西ICあたりにあった”新潟ふるさと村”道の駅は、朝市をやってたのもあったのか平日とか関係ないくらいの賑わいだった。

海鮮やお土産なんかはほぼここで揃うんじゃないか?ってトコだったので観光バスも停まってたし有名な場所だったっぽい。

 

昼めしはせっかくだし日本海の海鮮を食べたいなとスイッチが入ったので、ちょっと大回りして寺泊へ向かった。寺泊といえば新潟でも有数の魚が有名な港町ってことで期待値は結構高め。

ところがびっくりするくらい観光客だらけで、端から端まで歩いたけど何も買わずで終わってしまった…。

まぁ生魚を買って帰れるわけでもなかったし、思ったより食堂っぽい”食べれるスポット”も少なかったので仕方ない。

せっかくだったので寺泊の港だけのぞいて行ったけど、パッと見あまり釣れてなさそうな雰囲気だったのでキャストもせず終了。

何となく煮えきらなかったけど、時間もあまり無さそうだったので、三条の方へ向かい、宿を取っていた燕三条の駅近くの回転寿司屋へ入った。

メシ屋を嗅ぎ分ける俺の嗅覚は良い方だと思うけど、今回もまた”安くて旨い地元密着型のメシ屋”をしっかり引き当てる。ガイドブックに乗って無いような地元の人が集まってる店は間違いない。

日本海ということで”ノドグロ”は食べておきたかったので、サイズは小さいけど美味しく頂けて満足。太平洋にない珍しい魚を食べるのがポイント。

 

食後にチェックインを済ませ、そのままライブハウスまで移動して入り。時間ギリかな?なんて思ってたけど、余裕の到着だった。

昨日は三条で活動している同い年の市川淳之介くんが毎月第四月曜の夜にやっている”月一歌会”というイベントで、今年の年始にアコースティックでタダセンパイたちと一緒に三条へ行った際に淳之介くんから誘ってもらった経緯。

通えば次の日程が決まるこの”連鎖”がツアーってやつなんだな。

 

リハーサルは余裕があったので、珍しくアコギ本体のサウンド調整なんかもしながら音を作ってみた。

リハ後はゆるく呑みながら出演者と顔合わせ的なトークでグルーヴを高める。三条ロケットピンクという箱はすごくアットホームな空気が流れているので昔からとても居心地が良い。

そんなこんなしてるうちに開場してお客さんが入ってきた。

 

トップバッターは長岡の忠義。自称メンヘラみたいな感じで自己紹介してたけど、ぶっちぎってたヒリヒリするくらいのメンヘラ感は個性の塊だった。割に人懐っこい感じが俺は結構好き。

二番目の”我、君に咲き誇る”(通称 ワレキミ)は愛知の岡崎出身のソロアーティスト。熱量高めの感じは愛知の青春パンク時代を生きてきたと言われてしっくりきた。出演者のなかで一番若手と言いながらも30代だからね。どんだけみんな年寄りなんだって。笑

三番目はウチヤマシンイチことウッチマン。弾きたがりに出てる山作さんみたいな雰囲気を持ちながらもまさかの同い年の昭和50年。MC中のワードがザクザク刺さってくる興味津々なアーティストだった。同じ時期に同じような場所にいたのにここまで交わらなかったのがすごく不思議だ。

そして自分の出番。

二日前の酒田とはまた違った空気感の三条だったので、セトリも組み替えてチャレンジ。自分の前に出た3人はアコースティックでちゃんとステージ立ってる人らっぽかったし、そっちに寄せちゃうと自分を見失っちゃいそうだったので「俺は俺」の気持ちで立つ。

結果すごく気持ちよく歌うこともできたし、持って行った物販のキーストラップも綺麗に全部売り切れた。これはホント嬉しかった。TT

そしてトリの淳之介くんが登場。

弾いてるの見て気づいたんだけど、暴れ馬みたいなギターに乗るロデオのような演奏と言葉のチカラがホント強い。生き様から生まれた唄は説得力が半端ない。俺とは違うベクトルだと思うけど、”月一歌会”を200回近くやっている猛者はライオンのような存在だった。

終演後はそのまま箱のホールで乾杯。

淳之介くんというハブで繋がった出演者たちはあっという間に輪になったし、たくさん呑んでたくさん笑った。みんな武勇伝持ちすぎでひと晩じゃ足らないくらいだったw

酒を飲むのはわかっていたので代行は確定だったんだけど、みんなに聞いても何時まで受付てるかとかわからない感じだったので、時間を決めて1時には切り上げた。みんなは何時までやってたんだろうか…w

初めて”代行ナビ”というアプリを使って代行を呼んでみたんだけど結構良さげ。地方で代行呼びたい時って結構あるから、予めこのアプリで有無とかを確認しておくのはアリだ。

 

アコースティック猛者たちに混ざってステージ立たせてもらえた良き体験。こういう戦場でたくさん勝負していった奴が見れる景色ってのもあると思うので、まだまだ貪欲にいきたいな。いい感じに引き締まった夜だった。

 

(累積生涯走行距離:165,915.1 + 76 = 165,991.1km)