ファミコン互換機のFC HOME 88で桃太郎伝説を遊ぶ
昨日は週末ってこともあって荻窪まで呑みに出掛けた。
荻窪の北口側って西側と東側で色の違う飲み屋街が広がっていて、今回は出て右側の東側の「荻窪銀座」って書いてあった界隈を散策してみた。
雰囲気的には新宿西口から大ガードの方にある思い出横丁みたいな感じ。コロナの自粛期間中は結構閑散としてたイメージだったけど、もうこの時期になるとGotoイートなのか結構な賑わいを見せてた。
焼きとん屋さんが多いエリアだけど、新しいおしゃれなお店とか安い居酒屋チェーンとかも軒を連ねてて高円寺をギュッとまとめた感じの匂いもある。
昨日はそんな中で気になってたお好み焼き屋さんに行ってきた。
そんなほろ酔い帰りにふと寄ったドンキホーテで発見した「FC HOME 88」というファミコン互換機。この手のモノは結構色々出てるのは知ってるけど、まさかの1300円位で販売されてて思わず購入!というのも実は結構前から欲しいなーって思ってたんだけど、微妙にそこそこ値段したりで価値を見いだせなかったんだけど、酔った拍子ってのはだいぶ後押しだった 笑
ついでにそのすぐ傍にあったBOOKOFFでソフトまで購入。結構気になるゲームもたくさんあったけど、今回はハドソンの「桃太郎伝説」を購入。まさかの本体よりも中古のソフトの方が高いという逆転現象。
このソフトは自分が小学生の時にめちゃめちゃハマってたゲームなのでもうかれこれ30年以上前の青春。こういう思い出系のものを懐かしむ事ができるのって素晴らしい。
コントローラーはフロントに付けるタイプで、1コン(ワンコンって行って1PLAYER側のコントローラーの事)と2コン(ツーコンって言って本物にはマイクが付いている側のコントローラー)の区別は無かった。
更に謎の「SLOW」ってボタンが付いてて、その上に赤のLEDが付いていた。ボタンもファミコンじゃ使いようが無いはずの「AAとBB」ってボタンが付いてた。特に説明書が無いのでこのボタンの仕様は不明w
接続端子はファミコン時代はRFスイッチとかってのがあったと思うけど、これは黄色と白のケーブル接続。この時点でモノラル音確定って事かと。
ソフトは無理やり押し込む系で取り出しも無理やり引っ張る系。あのファミコンに付いてた「ガシャ」っていうイジェクト機能は無い。考えてみたらあれが付いてたのすごい発明かと思う。
恐る恐るでスイッチを入れてみたらしっかり画面に表示されて一安心。
まさかあの時代のゲームを作ってた人たちが16:9のハイビジョンでゲームができる時代が来るとは思ってなかっただろう左右の余白は愛嬌。ややゲーム画面が右に寄ってたけどプレイしてる分には気にならないし、恐らくテレビの仕様も関係あるっぽい。
レビューに書いてあった色のにじみもHDMIのケーブルじゃないからしょうがないかなと。最近のテレビの発色が良すぎるのに慣れてたんだなーと時代は感じる。ドットが荒く見えるのもテレビの画面が大きくなったからだけだと思うし。
復活の呪文は昔はノートにびっしりメモってたけど、今はスマホがあるから写メ一発で終了ってのは人類の進化の証し。
結局しっかりソフトも反応したしゲーム機としてプレイはできた。懐かしい気持ちにもなれたし支払った額で考えたら満足度は高かったかな。恐らくファミコン世代じゃない人からしたら「何これ?」の反応だとは思うけど、俺らはみんなこれで想像力を養ってきた。
容易にセーブできないこととか、理不尽に死んだら神社に戻されるのとか、そんなところから要領よく効率よく何かをこなす事を学んだ。今の時代には今の時代の同じ様な教科書はあるんかな。
今はスマホですぐ遊べちゃうゲームだったり、簡易的なものでもかなりのグラフィックだったり「想像力」のカタチは変わりつつあるなと感じる。
ただ画面を見ながら頭の中にジャケットの画のキャラクターが一緒に動いてたあの時代の感覚は好きだな。
想像力のトレーニングにはもってこいのファミコンかもね。