御馳走と音楽
2016年7月16日
昨日は金曜日。まぁ言ってもようやくひと段落した一週間だったわけで、ひと息的なやつ。簡単に言えば家で料理するの面倒だからの外食だわな。
にしても旨い料理を食べるとホント幸せな気分になれる。そんな店があること自体が幸せである。俺の人生から「食べる」を抜いたらホント生きているのがつまらないだろうな・・って思う。それくらい「食べる」って事は「幸せ」って事だ。
音楽聴いて心癒されたりもする。それと同じように食でも心が満たされるんだな。もちろん満腹中枢もあるかも知れないけど、求めていた味、初めて食べた衝撃、懐かしい味、出来上がる前の匂いで想像・・・味覚と嗅覚ってのは聴覚と同じように素晴らしい感覚だと思う。
そんな哲学的な事言ってるけど、ホント素晴らしいお店が高円寺にはある。定番メニューはもちろんなんだけど、毎回黒板メニューに創作料理が並ぶお店。そのひとつひとつが色んなアイデアの詰まった御馳走。毎回新曲に出会えるみたいなワクワク。ライブハウスみたいなお店。
高円寺って町はホントにバンドマンが多い。バンドマンに限らず芸人とかクリエイティブだったりアーティストな人が多い。それもあってか流行る店とすぐ潰れる店と入れ替わりが激しい。斬新なアイデアが評価される町だからか、王道のチェーン店が苦戦したりするときもある。
新しければ良い訳でもなく、舌の肥えた連中がつまんでは捨て、興味本位の連中が飛び込んではインターネットを使って、お店が望んでいない様な事までいろんな情報を発信する。
この町に10年近く住んで身についたのは、クチコミとか掲示板とかそんなのじゃなく、自分の嗅覚でお店を選ぶことかな。誰かが良いっていうから良いんじゃなくて、ホントに自分が好きかどうかって話し。大体旨いとかまずいとか言うやつに限って「きゅうり食べれない」とか言うやつ多いからな。
そんな中で自分が好きなお店ができると、その店の新作メニューとかがめっちゃ気になる。セカンドアルバムを待つみたいな気分かな。
自論だけど「食べ物の好き嫌いがある人は、人の事も好きとか嫌いとか言う」ってのがあるんだよね。俺あんまり人を嫌いにならないのは、どんなバンドの音楽でもとりあえず観て、聴けるのは、食べ物なんでも食べるからかな。
人がどうこう言おうと、自分の感覚は大事にしたいな。