今年のレコーディングはケミカル⇄リアクションへの楽曲提供で4曲
朝方に車を借りに行って機材を積んでいざ登戸へ向かう。
昨日はいよいよここ最近準備していたレコーディング当日。何だかんだで年一回アンドリューのスタジオでレコーディングをやらせてもらえてる事はバンドマンとして幸せだ。
平日の午前中の道はそこそこ混んでたけどパラリンピックの影響はそこまで受けずに通常の時間+30分くらいで移動ができた。車の免許を取るまではこの移動をギター担いでバイクで往復してたって考えるとかなり楽になった。
今回は3月に発表したケミカル⇄リアクションへの楽曲提供第二弾のレコーディングで4曲を収録。3曲は既存のSHACHIがプレイしている曲なんだけど、もう一曲はヒデタが書き下ろした新曲。
曲のキーは女声なのでそのままでは厳しいので全てコードが変更となる。併せて今までの楽曲データはチヨンのドラムじゃないので丸っと録り直す流れになった。
4曲のレコーディングと言えば今ツアーで廻っているLATESTPUNKと同じくらいのボリューム感なのでこの1ヶ月はだいぶ今回のレコーディングで頭がいっぱいだった。
毎度の事ながらアンドリューの手際の良さには驚く。
このエンジニアの手際の良さだけでレコーディングにかかる時間がだいぶ変わってくる。だからエンジニアの腕や相性ってのが大事なのだ。
今回は3人バラで録る流れで、1番手はチヨン。そしてヒデタで、自分が最後の順番。
プレイ的には自分以外の2人は1プレイのみだけど、自分の場合最低でも3本以上のギターの音をかぶせて行かなければならないので結構時間との勝負となる。
結局メシ休憩は挟んだけど、終わりは23時くらい。俺らは3人順番に録ってたけど、昼からずっと卓に座りっぱなしだったアンドリューがやっぱり金メダルだ。
普段のレコーディングと違うのはここから「歌録り」という作業があるんだけど、今回は楽曲提供ということでSHACHIの出番はここまで。この出来上がった音源をケミカリのメンバーに渡して後は歌という命を吹き込んでもらうわけだ。
楽器のみで終わるレコーディングなんて初めて?な気がするけど、何か終わった実感が全然ないんだな。やっぱ歌が入って初めて「曲」になるんだなって思う。
いやしかし予定通りてっぺん(0時)までかからずに4曲録り終えることが出来たのはアンドリューの集中力と腕以外の何物でもない。お互い限られた時間の中で良いものを作るために頑張っている価値観が共有できるアンドリューに感謝。
ヒデタはそこから車でまた名古屋まで帰るというホントハードな移動だったろうけど無事にみんな帰宅する事ができた。
残りの歌録りは9月末なので1ヶ月位空くけどオケは送ったので、マイカちゃんがガッツリ歌の練習をそこまでに仕上げておくって流れ。いやどんなのになるかがマジで楽しみ。
20代の頃なんかはアイドルの楽曲提供をやるのなんて想像もしてなかったけど、いざやってみると勉強になることも多いし楽しい。やっぱどんな形であれ、音楽に携わって何かを作り出すクリエイティブな作業をすることは好きなんだなって思う。
もっともっとそんなことをやりたいと思うから、まずはたくさん曲作らなきゃだな。
集中力使いすぎて脳みそが枯れそうだったけど、何となくレベルアップ出来た気がしたレコーディングだった。
(累積生涯走行距離: 39,787.3 + 28.5 = 39,815.8km)