そういえば選挙の開票結果が出ましたね。

ホントこの国のシステムって自民党主体に出来てるんだな~って改めて感じた選挙だった。

まず投票率って悲惨だよね。選挙ってものに興味を持たせないようにすれば、投票率は上がらないわけで、投票率が上がらなければ自民党は勝てる仕組み。過去に投票率が高い時にって大体自民党が焦ってる時じゃね?ここにメディアも加わっているわけだからホントたちが悪い。関心を上げさせないためにもインターネットでの投票はまぁ10年は無理なのかな・・。投票率上げたいならそれくらい「手軽に」選挙できるシステム考えればいいのにね。こんだけ発達してる世の中なんだから。

そして比例区システム。これって完全に会員数の多い大政党が有利な仕組み。逆に言えば小政党、少数意見を潰すシステムって事でしょ?どんな意見だって最初は少数だと思うんだけどね。それが広まって大きな意見になるのに、それを最初の段階で潰すシステム。ん~民主主義ってそんなもんか?今回の三浦さんの得票数とか見て疑問に思ってる人かなり増えたと思うわ。

こんな感じで「どうせやっても無駄」感をどんどん植えつけて若者を選挙に行かせない仕組みを作ってる自民党の思惑通りの選挙だったんだろうな~って思った。

ま、そもそも自分たちが第一党で、法律提案する権利があるんなら、まず自分たちの党を守るシステム作るだろうな。戦後これだけ長い時間第一党の座に座ってたわけだし。極端な言い方かも知れないけど、日本ってみんなの知らぬ間に一党独裁制になっている気がする。

ここまでひとつの党しか政治をやっていないわけだから、外交でも周辺の国からもそりゃ他の党がトップになったら「おいおい、他の党で大丈夫なのか日本?」ってなめられるわけだ。その党がたとえ日本国民の総意で選ばれた党でも。

そうするとまた結局自民党に戻さなきゃダメだろ・・って世論になる。う~ん、この何やっても自民党に戻ってくるシステム考えた戦後日本の政治屋さんたちとアメリカはある意味すごいな。

ただ、今その自民党が一番恐れてるのがインターネットの普及だろうな。Twitterを含むSNSが普及する事によって言論統制が利かなくなってきている事は確か。世論もこれで変わっていくからね。だから中国とかはSNSにもいち早く言論統制を強いているわけだ。

気付いていない人はまだ多いけど、テレビとかラジオって一方通行の情報発信手段だから、スポンサーありきで成り立つ偏った情報だけなのに、「いかにも多数決」的に見える雰囲気を持っている。ただそれはSNSの普及によって少しずつ崩れ始めているような気がする。俺がSNS推進派ってわけでもないけど、そもそも「ソーシャルネットワークシステム」なんだから、社会が繋がるシステムってすばらしいと思うんだよな。もちろんそれをトップでまとめる人が居なきゃ無秩序になってしまうからそこは難しいけど・・。

ま、思うに政治屋さんたちが国会議事堂で話している話以前に、自分たちがもっとインターネットを駆使して色んなディスカッションをしていく世の中になっていいのじゃないのかな?と。

様々な情報を自分で整理する力、その情報を元に自分の意見を持つ力。そういったのがSNSを通じて身についていくのは俺はいい事だと思うんだけどな~。戦後教育で植えつけられた「他人事無関心」を戻すのには倍以上の時間がかかるかも知れないけど、未来の日本がもうちょっといい方向に向いてくれればいいのにな~なんて思う。

とりあえず俺の意見は「壊れるかも知れない原発」と「武器持った外交」は要らない。以上。