解散発表
2014年11月9日
金曜日に発表したZOMBIESTARZの解散について。
ホームページに書いたことが大筋3人の話って感じです。その通りです。
このバンドを始めたときに辞めることなんて無いバンドだなーってホントに思ってた。だって、みんなちゃんとそれぞれの生活を持ってて、仕事もして、それでバンドがやれれば良いじゃんってスタンスだったから。結局バンドをやりたい3人が集まって組んだバンドだし、バンドをやる上で最小単位の3人でやってるバンドだからこのバランスって崩れないと思ってた。
でも実際にバンドを進めていくと、音楽に対してとかライブに対しての価値観ってのはやっぱり違う事に色々気付いた。やりながら「もっとカッコイイバンドになりたい」っていう欲も出てきた。たぶん自分のバンド人生におけるバックグラウンドが他のメンバーの視点と違ったのかな。ただ単純にバンドがやれれば良いじゃんじゃ済まなくなってた自分がいたと思う。
そんな欲が出始めて、もっとやれる限りライブはやりたいって思い始めた。バンドってやればやるほど誘われるイベントとかも増えるわけだし、応えれる限り応えたいって思う俺が居た。もちろんプライベートも仕事もきちんとやっての上で。そこで自分とチヨンは土日をうまく使える仕事をやっていたんだけど、マーはどうしてもそこを休めなかったりとかでタイミングが合わず、月に一本しかライブが出来ない月とかがだんだん出始めちゃったわけだ。出来ればスタジオももうちょっと入りたかったし。
自分はデモ音源の発送とかもやってたので、全国各地でうちらのことを気にしてくれてる人が居る事も凄く把握していた。だからこそ動きたいのに動けない自分たちにもストレスを感じたんだろう。
それでメンバー同士でケンカをしたわけでもないし、仲が悪くなったわけでもなくて、一緒に呑みに行けば最初の頃と変わらず旨い酒を呑める仲なのだ。ただ、自分は自分だけがそういった音楽的な部分、バンド運営的な部分での価値観が違うんだなーってのをだんだん感じるようになってしまったと思う。
そんな相談をマーにして、最初は俺が抜けてまた別のことをやろうか?なんて話を切り出したんだけど、そこで逆にマーから脱退するって話になったわけだ。同じ相談をチヨンにしたらチヨンは俺と一緒にやりたいって言ってくれたのと、ゾンビを待ってる人がいるのもわかってたし、ゾンビを続けようって話に一度はなった。
でも、それからチヨンと何度か話をしたりしてて新しいベースを迎えてどんなバンドになれるかな?とかを考えたときにどうしても100%のZOMBIESTARZにはなれないような気がしたんだな。そりゃそうだろう。マーと自分が歌ってのバンドで、3年やったのを塗り替えて新しくなるのにそれをZOMBIESTARZって簡単に言えるのか?って。
で、結局新しいベースを迎えるのであればZOMBIESTARZではなく、また別のバンドになるんじゃないのかな?って結論に至って、それをマーと3人で話して解散するって事を決めたわけだ。
じゃぁ活動休止でもいいんじゃないのか?とか言う人も居るかも知れないけど、俺は言うほどそんなに器用じゃないので二つのバンドを走らせて同じ温度の愛情は注げない。だからここできちんとピリオドを打って終わらせようと。もしかしたらまたこの3人が集まったらゾンビの曲がやれるかもしれない。それはその時それでいいと思う。
トータル13曲を作って、11曲入りの音源を作ることも出来た。1曲オムニバスに参加する事もできた。韓国でもライブすることが出来た。東北にも行くことが出来た。結構やりたい事はやれてたと思う。
ただ、自分はもっと自分の人生を濃く生きたいし、中途半端になるバンドはやりたくない。
だから、コレが自分たちにとっての一番前向きな答えだと思っている。
仲間割れでもない、むしろ仲はいいと思う。歩くスピードが違っただけ。
残すところあと少しのライブの本数だけど、一本一本はみんなで「やろう」って決めたライブ。大事に楽しんで、ZOMBIESTARZの足跡を消えないように残してこようと思っている。