柳ヶ瀬Antsの10周年とSPREAD企画の魂疾走と大阪の大先輩たち
朝は5時台に荷物を積んで出発。
日曜午前の渋滞回避もあったけど12時から岐阜でスタジオに入る予定だったので、やや早めの移動。思ったほどの混雑はなくスムーズに移動できて無事に岐阜まで到着。
Antsの2Fがスタジオになっているのを前に聞いたことがあったので、そこでヒデタと合流してセトリの確認をする。Antsの上のスタジオはめっちゃ広かったし機材メンテもすごくしっかりしてて使い勝手が良かった。
今回はいつもより攻めた感じのセトリを組んでみたけど、思ったよりいい感じのテンション感でできる事がわかったので、2022年はちょこちょこそんな感じのセトリも組んでみようと思った。
スタジオからそのまま地下のAntsまで機材を搬入。出演バンドが多くてリハなしのタイムテーブルだったので他のバンドの邪魔にならないように機材を隅の方にまとめておく。
大阪の先輩たちはまだ着いていなかったみたいだし、時間も少しあったし運転がなければ酒でも飲みたい気分だったけどそこは抑えて一旦車に戻って少しだけ仮眠をとっておいた。
そんなこんなで開場までの流れは早かった。
一発目に出てSeacallってバンドの子はこないだの名古屋のライブの時も来てくれてて声を掛けてくれたバンドだったけど今回の地元バンドとして対バンしてくれた。歳なんて恐らく2周くらい離れてるはずなのに俺らの音楽を聞いて育ったって言ってくれるのとかホント嬉しい。
これだけ歳が離れても伝わってる人が居るってのはSHACHIにとってもチカラになるし、またさらに幅広い年代に伝えたいなーって気持ちが高まる。こんな感じの対バンはむしろウェルカムなのでもっともっと絡んでいけたら良いなって思う。
そして2番手のCOLDFISHは初めて見たけどめちゃカッコよかった。メンバーはチョリバイの野口とDaytripperの石田がやってるお客さんにはウケにくいだろうけどバンドマンが好きそうな音楽。何となくFUCKYOU HEROESを初めて見た時みたいな衝撃あったなー。これからが楽しみw
3番手は大阪の大先輩のNAKED KINGS HIPS。ヴォーカルのハリーさんは界隈じゃ有名な画家なので個人的には知ってたけど、見た目に寄らずめちゃめちゃ気さくで優しい方だった。この時代の大阪の先輩と絡む機会がホントなかったからようやく対バンできて嬉しかった。
そこからのredmammoth。前にゾンビで対バンした事があったけど、その時はドラムがゴリさんだったし稲中さんもギターを持っての4人体勢だったから5人体勢を見るのは初めてだった。
音楽的にはヒデタも好きそうなバンドなので終わってから感想聞いたらやっぱりツボだったっぽい。これを機に今後も絡みが増えたら良いなーって思った。
そして自分らの出番。こんな大先輩たちに囲まれるライブなんて久しぶりだから良い緊張感もあったけど、攻めのセトリと何よりAntsの音が気持ちよすぎてテンションが上った。リハなしだったけどそこをしっかりまとめてくる音響って素晴らしい。
岐阜では言うほどまだライブができて居ないんだけど、当時から見に来てくれてる人とかもちらほら居て終わってから声を掛けてくれたのとかも嬉しかった。こういう時に現在進行系で動いているバンドで良かった、やり続けてればこういう出会があるんだとホントに強く感じる。
うちら終わりでSPREAD。片付けをさっと済ませてホールに行ったところで名曲のTONIGHTが流れ始めて鳥肌が立つ。何度聴いてもあの歌の説得力が一番カッコいい。水を得た魚のようなセイジさんやモンタックもやっぱSPREADのパワーなんだな。
そしてラストはTHE BROTHELS。だいぶ前に対バンしてたけどライブを見てちゃんと思い出した。サウンドは完全にハードロックなんだけど一周回って新しさがある。パフォーマンスも含め岐阜を背負ってる感じがビシビシ伝わってきた。
終わってからは箱で打ち上げだったのでギリギリ23時くらいまで参加させてもらった。ほとんど野口に付き合ってもらっちゃったけど、亀さんにも会えたし、BROTHELSのマーくんとも少し話ができてよかった。タクヤさんは相変わらずゴキゲンだったしw
Antsの打ち上げの料理がマジで美味しすぎたのにも関わらず全部食べきれずすぐに退散だったのはだいぶ後ろ髪を引かれたけど、そこからの移動等を考えるとその時間に出て正解だった。
一瞬だけ清水辺りで睡魔が来そうだったので少しだけ仮眠してからチヨンを送り届けて5時前には東京に戻ってくることができた。
ちょうど24時間くらいで行って帰ってきた計算になる。若者みたいな移動のツアーしてるけどできちゃったな 笑
しかしさっきまで岐阜に居たよな?なんて思うと余韻が半端じゃなかったのは確か。
大阪の大先輩たちはとても優しかったし、いい刺激をたくさんもらってきた。何か20代の頃に廻り始めたツアーの頃の尖ってた気持ちを少し思い出した気もする。
そんな良き経験をさせてくれたSPREADに感謝。意味のある一日だったな。
(累積生涯走行距離: 47,894.4 + 827 = 48,721.4km)