熊本B.9
2014年11月30日
朝6時半くらいにメンバーと合流。チヨン的には前回の韓国ツアーの時のカツのあの遅刻がトラウマらしく5時過ぎくらいにわざわざ俺のところに電話まで入れてくれた。まぁ、前回は俺が遅刻したわけじゃないのでw
スカイマークの手荷物は一人15kgまで。うちらは楽器やらがあるので一人で15kgだとオーバーしそうな感じなんだけど、3人で合算45kgってのができるのを知っているので、3人まとめて手荷物を預けて何とかクリア。思ったより楽器って重いんだなーと。
土曜日の朝方だったので空港での混雑を考えてちょっと早めに入ってたんだけど思いのほかすんなり入れたのでサッと売店でビアをゲットして朝から景気付け。そういえばマーもそこで吞んでたって事でこの日の運転は必然的にチヨン限定となるw
羽田~鹿児島空港までの移動は2時間かからないくらい。沖縄よりは近い。飛行機で機内食が出るわけでもないので、離陸したらすぐに寝ちゃって着陸のGがかかった時に目がさめるという良い感じの睡眠パターン。この睡眠時間も計算済み。
鹿児島空港に降りてチヨンが予約してくれてたレンタカー屋さんへ向かう。ぶっちゃけ機材車で東京~熊本までの移動費を考えれば、3人でそんなに荷物の無いバンドなので飛行機+レンタカーのほうがはるかに安いわけだ。大の大人3人が小型の車に乗り込んでいざ熊本へ!
前に熊本にプライベートで遊びに行った時にWANIMAのドラムのフジくんが教えてくれたカツ丼があって、それを今回どうしても食べたかったのでメンバーを引き連れてそのお店へ。熊本の市内からだと車が無きゃいけない距離だったので今回は丁度良い感じで寄れて良かった。
いやしかしコレはマジ絶品だったわ。550円のカツ丼だけど、カツを煮るんじゃなくて、サクサクのカツの上にトロットロの玉子のあんかけみたいなのがかかってる感じ。コレがトロサクで最高な食感!サイズが結構小ぶりなどんぶりかな?なんて思ってチャンポンも一緒に頼んじゃったんだけど、見事に2人前でした・・。でも合計で1000円行ってなかったからね。激安でしょ。
そこから熊本B.9までは車で15分くらい。いつもはDjangoでやってたのでB.9って箱は初めて。元々あったのは知ってたけど、そこからもさらに移転したらしくてかなり綺麗な箱だった。ひとつの建物の中にライブハウスが三軒入っているつくりで、今回はうちらは一番小さい箱だった。中に入ってびっくりしたのが予想以上に貼りまくられている吸音材。どう考えてもキャパを考えたらそんなにする必要は無いだろう・・って思うのですが、そこは箱の方針なので。
吸音材って貼れば音の跳ね返りをなくすことが出来てハウリングの原因とか音が回ったりするのを防いだりとか使い方によっては素晴らしい効果を生み出すんだけど、俺個人的には極力吸音材が無いライブハウスの音のほうが好きなんだな。そうなってくるとスピーカーの向きとかエンジニアのセンスとかが凄く試されるんだけど、その跳ね返りのおかげで臨場感が凄く出て天然のリヴァーブ効果が出たときにプレイしててめっちゃテンションがあがる。逆に吸音材を貼りすぎてるところって、スピーカーからの音しか聞こえないので、同じ広さのステージに立ってても凄く音的に孤独に感じてしまったりする。
リハ後にチヨンと一緒に上通りと下通り、新市街と散策してからの楽屋に戻ったら馬刺しが無造作にテーブルの上に広げられてて宴会が始まってたwいいねーこういう雰囲気大好きだよ。ってのもやっぱNO KIDDINGの山ちゃんと殿が同じくらいの世代ってのもデカイねw
そして今回は福岡からMIX UPが参戦してくれた。MIX UPもSHACHI時代からの仲間で九州行くたびに一緒にやってたバンド。そんな仲間とまたこうやって九州に行った時に会えるのは本当に嬉しい。今までやってきてた事が何一つ無駄なんて無いんだって自信になる。そういえばSEで使ってたスーパーサンダースも俺がちょっと嬉しかったわw
そんなこんなしてるうちにライブがスタート。今回は地元バンドとしてneco…とザ・ココクラッチが出てくれてた。どうやらDjangoの方では先輩が企画したイベントで熊本中の若手バンドがかり出されちゃってたみたいだったけど、こっちを選んでくれたバンド達。ホントこういう地元のバンドがいてくれるからうちらみたいなバンドがツアー回ってて楽しい思いが出来るんです。ホントありがとう。
あと宮崎からはTRASHが参戦。NO KIDDINGが結構可愛がってるみたいなんだけど、メチャメチャカッコイイバンド。個人的に宮崎出身のバンドをたくさん知ってる訳だけど、どうやらその連中が完全に先輩らしくて、そんな会話を聞いてたら俺等がお父さんみたいな位置づけになってしまうんだなーなんて笑えたwそういえば宮崎のFLOORのカナさんも来てくれてて嬉しかったなー。また宮崎でもライブやりたいわー。
そしてうちらの出番。想定通りのいわゆるデッドな環境って言うんだけど吸音っぷりだったけど、想定通りは想定内って訳で難なくやれた。箱のスタッフさんも凄く気さくでやりやすかった。持ち時間もきっちりもらえてたので最初で最後の九州ツアーだったけど、やりたい曲はちゃんとやれてよかった。終わってからもちょくちょくCDがはけてて嬉しかったなー。
そしてNO KIDDING。もーやまちゃんのライブは15年くらい前から見てるのかな?前のバンドからのつながりだからなー。にしても相変わらずブレないスタンスだけど、NO KIDDINGはバンド全体のバランスが良い。メンバー全員が音を楽しんでる感じっていうのかな、そういうのが客席にビシビシ伝わるからホール全体がいい感じで揺れる。たぶん山ちゃんもそういう雰囲気が好きだからずっとスカパンクをやり続けてるんだろうなーと。
からのTHE GELUGUGU先輩。ってか、ホールが一番狭い部屋だったのでマジで居場所が無さ過ぎて全部見れなかったんだけど、抜群の安定感とMCは本当に脱帽だ。個人的にゲンさんのスタイルはホントリスペクトだ。
終わってから搬出はマジ荷物が無かったのであっという間に終了で打ち上げ会場へ移動。最初っから最後までガッツリ仕切ってくれたNO KIDDINGのおかげで終始スムーズに楽しめた。そして出てくる馬刺しも旨い!!酒も旨い!!最高すぎる。
打ち上げではTRASHのメンバーとたくさん話ができてよかった。SHACHILDRENとV/A JUNK3では参加してもらったりと色々力を借りた仲間なのでこうやってようやく一緒にゆっくり酒を交わすことが出来てホント良かった。
一次会が終わって結構みんなあっさり解散しちゃったけど、俺と山ちゃんは何となく暗黙の了解でココクラッチのドラムのマーボーと3人でバーで2次会。何か雰囲気がスゲー良いところだったんだけど、3人でまったりしてたら眠くなってきちゃったのでそこは退散してチヨン組みと合流。チヨンは予想以上にゴキゲンで、3次会でラーメン屋さん!みたいなノリになっていたので付き合って行く事にwまさかのその時点ですでに4時だからね・・。おっさんら元気だわ。
とにかく俺は喰ったら完全にオネムモードだったので一人で先に車に戻って寝ることに・・。やーたくさん吞んで喰ったー。けど熊本の若いバンド達がすげーノリが良くてよかったなー!んーもう一日ステイしたいーって感じだったw