この旅で初めてのチェックアウトナシの朝はゆっくり寝れた。

昼は前から気になっていた鳥しんというチキン南蛮が有名なお店に行きたかったので、車で向かう。

宿から車で10分もかからないくらいの距離感だけど、駅からは歩いて結構あるので観光客というより地元の人が通うローカルフード感。

ただ年末ってこともあってか、お店の廻りには人だかりができるほどの大盛況っぷりで、待ち時間はなんと1時間だった…。

USJのマリオに比べたら屁でもないけど、久しぶりにメシ屋に1時間も並んだわ。

そして出てきたチキン南蛮は、店から出てくる人の重そうな顔である程度想定はしてたけど、大きめのもも肉一枚分の超デカサイズ。笑

若い頃なら喜んでぺろりだったろうけど、流石に全部食べるので精一杯だったわ。周りを見たらどうやら持ち帰り用のパックももらえるみたいなので、食べきれない場合は持って帰るのもアリかと。

気になる味は…旨いよ。やっぱ高知の南蛮はオーロラソースだね。

 

超満腹になって宿へ戻ってちょっとしたら今回の旅の目的でもあるイベントが始まる時刻だったので急いで支度をして高知X-ptへ向かった。

昨日は高知のEichiってバンドが企画してたHARDCORE SESSIONってイベントで、1月に偶然行く事が出来たホールにもうひとつステージを作る2ステージイベントの年末スペシャルっぽい感じだった。

そこに年末ってことで活動が停まっていた2000ccやNOBODY-176、そして虎うマックスが参戦ってことで東京から俺が見に行きたくなっちゃうほどの内容だった。

入った時にちょうどNOBODY-176がセッティングを始めていた。後にNoweedと改名して活動していた高知のバンドで、対バンした回数的には2000年頃に数回程度だけど、ドラムのカズちゃんはX-ptで働くようになってからだいぶ太いパイプになった。

リラックスした感じのライブは当時のままで安心感。

続いて反対のPAブース側のステージにセッティングしていた2000ccが始まる。ベースのユウスケは議員さんになったみたいでみんなからいじられてたけど、それも昔のまま。何より何も変わらないヨッチャンとマツギのステージングはあの頃のまんまでホールも大いに盛り上がる。

そこから虎うマックスまでのバンドはそこまで面識がなかったので、長丁場だし一旦外へ出てRAiOHのカドタと前日に続きタローとで近くで乾杯。

外は雨が降り始めてたのと年末ってことでどこの飲み屋も一杯だったけどタイミング良く入れたところがあって良かった。

そんなこんなでしばらくして箱に戻ってから虎うマックスの出番。

国Pはしっかり仕上げて来てて酒を一滴も飲まずに臨んだステージはめちゃ良かった。何より大黒柱の平尾くんのドラムは全然衰えてなく最強のグルーブでブランクを一切感じさせなかった。国Pの弟のケイタも相変わらずで箱の中で一番奇抜な頭してた。笑

お客さんの数も一番多かったんじゃないか?ってくらい人が集まってたのはやはりそれだけの期待値があったってことだと思う。

ヒカルさんも含めここ数年は一緒に呑むことはあったけど、こうやってバンドをしている姿を観たのが久しぶりすぎて「バンドやればいいじゃん」ってホント思った。

そのままラストのEichiまで観させてもらった。これだけ高知に行きまくってるのにEichiは実は初見だったけどめちゃカッコよかった。高知のシーンが違っただけでニアミスしてたバンドって他にも居たんだろうな…。

 

結果良い感じに飲んでたので軽く〆たい感じで、前回発見したアーケードの屋台うどん屋さんへ行ってきた。

ある程度は想定してたけどメチャメチャ大繁盛してた。ここのおっちゃんの愛想がホント良すぎて大好き。集まるお客さんもみんなあの名物おっちゃんに会いたいんだと思う。

そして旨くて安いのが最高。東京で言ったら〆の富士そばみたいな感覚だけど、透き通った出汁のジャンクな肉うどんで胃袋は100点。

打ち上げも誘われてたけど、演者も多かったし逆に迷惑かかるかな?って思ったのでみんなに挨拶だけして俺は終了した。一緒に呑みたかったバンドマンも結構居たけど、次に自分がSHACHIで行った時の方がしっかり乾杯できそうだし良いかな。

2024年のツアーで高知は必ず行くし、そのための良いパイプは繋げてこれたと思う。

懐かしい高知のバンドたちにたっぷりエネルギーを貰えた夜だった。

 

(累積生涯走行距離:118,049.3 + 4.4 = 118,053.7km)