IMG_0945.JPG昨日は帰りにACBに寄ってNAKED3MINDSを見に行ってきた。こないだのCOMMING KOBEぶりだったから結構良いテンポで見れてる気がする。
昨日はACBの林さんの企画だったみたいなんだけど、3番目に出てたLONG BEACHってバンドが良かった。確か前にも見ててその時も気になったバンドだったから確かだと思う。
演奏力とか曲とかも結構良い感じ。
そしてNAKED3MINDS。相変わらずまじめなやつらだよ。もうちょっと毒持ってた方がいいんじゃないか?って思うくらいまじめさが伝わる。今の時代はそんな方が良いのかな?なんて思ってしまう。
若いバンドを見てると、「昔はな~・・・」みたいな話をよくしてしまうが、歳をとった証拠だろう・・。
かと言って放っておく気にもなれないし、嫌われるの覚悟で言ってるわけさ。
耳が痛い話かもしれないけど、俺の昔話も聞いてくれ。
俺らが中学とか高校の頃ってビジュアル系って言葉が出始めた頃だったけど、ぶっちゃけ「バンド」ってものジャンルに垣根なんてそんなに無かったと思う。実際に自分もXのCDとか持ってたし。
あの頃は「イカ天」って番組もあって、その番組では様々なジャンルのバンドが「インディーズ」ってくくりだけでテレビに登場していた。
それぞれのバンドがそれぞれの魅せ方で如何にしてお客さんを取るかみたいなバトル。代々木のホコ天とかが良い例だったのかも知れない。
だからどんなジャンルであれまず「目立つ」事とかやってたわけさ。いろんな方法で。
「おはようございます~」ってライブハウスに入ってきて、そのままの格好でステージに立つなんてバンドはハイスタの頃からだったと思う。それがいつの日か「かっこいい」って基準になっちゃって、みんな普段着でライブやるようになったんだけど、俺みたいなおっさんからすると「オーラがない」って見えちゃうんだよね。
もちろんハイスタみたいに普段着でオーラが出てる人は別格だけど、自然にオーラなんて出るものでもなくて、やっぱり「出す」物だと思う。どっかに「オーラスイッチ」ってのが人間にはあると思う。
確かに上手い演奏・良い楽曲ってのは前提の話かもしれないけど、やっぱりライブを見てたら「もっと見たい」って思えるバンドが俺は好きだ。
だから、「オーラスイッチ」をちゃんと自分たちで押しているバンドが好きなんだ。
ステージの上と下とのギャップとかも好きかもしれない。「人間」っぽくて。
もちろんステージの上でも下でも同じ人でかっこいい人も居る。そんな人にあこがれるのもわかる。でも憧れてる時点で「君はそれじゃないんだ」って思う。
やっぱりかっこいい人も生きている人生のどこかでスイッチを入れているはずだ。何もしないでかっこいい人なんて居ないと思う。
だから若いバンドマンを見て思う。
「スイッチ押せよ!」ってね。
一線越えたときに「もっと見たい」バンドになるんだと思う。それがバンドマンだぜ。
昨日は期待できそうなバンドを見れた気がした。